米国任天堂 (NOA)は2月22日、社長のレジー (レジナルド・フィサメイ/Reginald Fils-Aime) 氏が2019年4月15日をもって退任、同社からも退くと発表しました。
ファンから親しまれた「レジーコング」
レジー氏はニンテンドーDSが初披露された2004年のゲーム見本市「E3」のメディアブリーフィングに登壇、そのプレゼンテーションの模様が注目されました。氏が “This is Nintendo DS.” とニンテンドーDSのプロトタイプを掲げるシーンはまさにゲーム業界の歴史的転換点。今なお目頭熱くなり、鳥肌を抑えられないゲームファンも少なくないことでしょう。
2006年5月25日には米国任天堂社長兼最高執行責任者に就任。故・岩田聡前任天堂社長との日米タッグにより、Wiiを世界的大ヒットに導きました。
またその風貌から「レジーコング」という愛称で呼ばれ、世界中のゲームファンから親しまれてきました。そのレジー氏がこの度、任天堂を去ることになります。一つの時代の転換点といえるでしょう。
後任はコングから「クッパ」へ
そのレジー氏の後任はダグ・バウザー (Doug Bowser) 氏。”Bowser” とは任天堂のキャラクター「クッパ」の英語名であり、米国任天堂社長にまさかのクッパが就任、しかも「コングからクッパへ」とのジョーク付きという構図となっています。
バウザー氏はNintendo Switch (ニンテンドースイッチ) のマーケティングで手腕を発揮した人物であり、今回レジー氏の後継として米国任天堂の舵取りを期待されることになります。
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