バーチャルYouTuber (VTuber) キズナアイおよび .LIVE アイドル部を巡る一連の問題・混乱と、順調に成長を続けていると思われるホロライブプロダクションとにじさんじを対比した見方が行われるようになってきている。
まるで恐慌後の国際情勢
1920年代の終わり。「狂騒の20年代」と呼ばれる空前の好景気が株価の大暴落により終焉を迎え、後に世界恐慌と呼ばれることになる大不況に資本主義各国が見舞われることになる。
これらはNHKスペシャル「映像の世紀」などのグレートファミリーや狂騒の20年代を取り上げた内容によく登場する場面だが、皮肉にも昨今のVTuber業界もこれと似たような空気に包まれているように思える。
成長が急なだけ、奈落も底なしだった。
新・映像の世紀より
昨年2018年 (平成30年) の年の瀬、キズナアイや.LIVE アイドル部が今のような事態に陥ると予想出来た人はどれほどいただろうか。今年の夏にはまだ「ゲーム部プロジェクトと運営元Unlimitedの顛末」を余所事であると考えていた方も少なくなかったのではないだろうか。
特に度々不安要素が見え隠れしつつも殆ど問題とはならず、それに甘んじて様々な小さな問題を事実上放置状態として重ねてきた結果、とうとう首が回らなくなり破綻した.LIVE アイドル部と運営元アップランド。ついこの夏までは真っ当であるという下馬評が優勢であったが、今や見る影もないのは既報の通りである。

Buy Now, Pay Later
(今すぐ買おう!お支払いはあとで)
新・映像の世紀より
恐慌前夜の景気絶頂期にあった米国の街角に踊った言葉。好景気は続く。手持ちの金が無ければ借金をすればよい。後先のことは深く考えず、今すぐ買おう。バスに乗り遅れるな。その結果、地獄が待ち受けていた。
「面倒事は後で」の結果が、今のキズナアイや.LIVE アイドル部へと繋がっていったのではないだろうか。
隣の芝は青いが、いつまでも青いとは限らない
一方で当時羨望の眼差しを向けられることになった社会主義のソ連。実際には恐怖政治や粛清といった暗部が包み隠されており、後に表面化していったのは多くの人々の知るところである。
キズナアイや.LIVE アイドル部と対比し、一見順調に成長を続けているように見える「ホロライブプロダクション」や「にじさんじ」。だが過度にポジティブに評するのみでは見誤るおそれがあるだろう。
これもまた、不安要素が見えにくくなっているだけなのかもしれない。何よりついこの夏まではそこに「.LIVE アイドル部」、昨年までは「キズナアイとActiv8」の名があったことを忘れてはならないだろう。
隣の芝は青いが、いつまでも青いとは限らない。青く見えているだけか、もしくは青く見せているだけかもしれない…何があるか分からない。好意的に見つつも一歩引いた目を備えておきたい。
ただ願わくばもうこれ以上、芝が枯れるのは見たくないものだ。
キズナアイ分人問題は、既出の「キズナアイ」それぞれの個性毎にファンが付きはじめ、最早問題行動&発言を一手に引き受けているキズナアイ《中国共産党》4号のみが別次元こまったちゃんと化しているが、それほど「オワコン」ではなくなっているよ。
ホロとにじさんじと比較してなくね?
アンスレとかでは結構比較してるな…
正直ホロとにじのコラボめちゃくちゃ好きだから共存して欲しいけど
コロナ騒動のせいでどっちも売り上げが伸ばせずに資金繰りが焦げ付くリスクがあるから、2年後にどちらが生きてるかは分からないねぇ
にじさんじは人材が豊富で一般層を取り込む力が強いけど、若い人が多いせいで体力や精神が持たずに卒業が増えて分裂する危険もあるし、ホロライブも今は勢いがあるけど、もうちょっと層を厚くして企画屋や司会のプロや面白い人を増やさないと四天王みたいにギャラで揉めたり、飽きられたら悲惨な事になるかもしれんね