任天堂の創業家「山内家」のファミリーオフィス (財産管理組織) が企業買収に初めて参戦することが判明しました。
ブルームバーグが事情に詳しい複数の関係者からの情報として伝えたところによりますと、山内家ファミリーオフィスはジャスダック (JASDAQ) 上場のソフトウェア開発会社「ジャパンシステム」経営陣による買収 (MBO/目標管理制度) を資金支援するとのこと。同社に対しては香港拠点の投資会社「ロングリーチグループ」が全株取得を目指し株主公開買い付け (TOB) を実施しており、現経営陣が買収に反発しMBOを提案。山内家ファミリーオフィスはこれが同社の企業価値向上に資すると判断し、ジャパンシステムの川田朋宏社長が設立する買収目的会社に優先株で約35億円を出資する方向で調整しているとのことです。
この度のMBOについて、山内家ファミリーオフィスの村上皓亮最高投資責任者とジャパンシステムの川田社長はともにノーコメントとしております。
山内家ファミリーオフィスの運用資金は故・山内溥 3代目任天堂社長が保有していた株式が原資で、総額1000億円超に上ります。
Bloomberg
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