VTuber 月ノ美兎 (所属：にじさんじ) は2022年 (令和4年) 11月4日21時、星街すいせい (所属：ホロライブ) に出演。にじさんじ所属タレントとして史上初めてVTuber事務所 ホロライブプロダクションのメタバース空間 (ライブステージを除く) に登場する快挙を果たしました。
月ノ美兎は ホロライブプロダクションが 8月31日のライブ「Climax Story Live」で初公開したメタバース空間に初登場。星街すいせい、作曲家 TAKU INOUE (井上拓／通称 イノタク) 氏とともに自身の楽曲「アンチグラビティ・ガール」を披露しました。
ホロライブプロダクションとにじさんじ 再び交流活発化で“雪解け”の兆しか
今回、にじさんじの象徴的存在である 月ノ美兎による ホロライブプロダクションのメタバース空間への出演と、同事務所所属の 星街すいせい、そして TAKU INOUE氏との共演は、同タレントをデビューより追い続けてきた視聴者・ファンやVTuber業界の黎明期を知る皆さんほど感動を覚える瞬間であったと言えるのではないでしょうか。
同タレントがデビューした当初のVTuber業界は運営事務所・グループの垣根が低く、自由に交流やコラボレーションを行うことも珍しくありませんでしたが、業界の発展とともに次第に難しくなり、個々の事務所・グループの“箱推し”文化の進展もあって興味の外にある事務所・グループやタレントに無関心やアンチ的対立を煽る風潮が一部において見られております。ホロライブプロダクションと にじさんじも黎明期に活発な交流が行われていたものの、両者の成長に伴いコラボレーション等が減少している様子となっておりました。
そして近日、ホロライブプロダクションと にじさんじの間においては交流・コラボレーションを再開する“雪解け”の動きが見え始めております。9月24日の 月ノ美兎の誕生日記念配信には ホロライブゲーマーズ所属の 猫又おかゆが登場したほか、小鳥遊キアラ (所属：ホロライブEnglish (hololive-EN)) と ぽむ＊れいんぱふ (所属：NIJISANJI EN (新)) のコラボレーション配信も行われました。
VTuber業界を牽引する両事務所・グループの交流・コラボレーションの再開は、それぞれの所属タレントが商売敵ではなく良き関係にあることを示し、一部視聴者・ファンの間にくすぶる双方へのネガティブな感情を取り除き、業界を大きく前進させることに大きく作用するでしょう。今回の 月ノ美兎の ホロライブプロダクションのメタバース空間への登場も、その1つになると思われるでしょう。
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