この度バーチャルYouTuber (VTuber) 兎田ぺこら (所属:ホロライブ) の視聴者参加型配信にナチス・ドイツの鉤十字「ハーケンクロイツ」のイラスト (描かれたのは卍印も、ナチス・ドイツ旗を表す赤枠付き) を描いた者が出現、一時アーカイブが非公開となったことが判明しました。

この人物が出現したのは2021年 (令和3年) 7月12日に行われた兎田ぺこらの視聴者参加型配信で、お絵描き型伝言ゲーム「Garlic Phone」を利用したもの。ミニオンフレンドという名前の人物がナチスのハーケンクロイツ (厳密には卍印も、ナチス・ドイツ旗を表す赤枠付き) と怪盗グルーシリーズ (ミニオンズ) のミニオンの絵を描いており、配信終了後にアーカイブ動画が一時非公開となっておりました。
この度の配信における出来事は大事へと至らずに終わった模様ですが、世界的に人気を博するようなYouTuberの視聴者参加型配信におけるリスクを露呈したものと言えます。また仮に台湾 (中華民国) 国旗が描かれていた場合、Googleアナリティクスの台湾のデータを表示したというだけで中国方面からの執拗な攻撃に曝された桐生ココ (2021年7月1日にホロライブを卒業) のような事態へと発展するおそれも考えられたことでしょう。
視聴者参加によるインタラクティブな配信とリスク対応の両立をどのように行っていくべきか。VTuberだけでなく全ての配信者にとっての課題となりそうです。
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(P2y.jp 第2チーム)
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