VTuberグループ ぶいすぽっ!に一部悪質なまとめサイト記事及び切り抜き動画集中の懸念浮上か

VTuberグループ ぶいすぽっ!に一部悪質なまとめサイト記事及び切り抜き動画集中の懸念浮上か

この度VTuberグループ ぶいすぽっ!に対して、一部の悪質な所謂まとめサイトの記事及び、所属タレントの切り抜き動画が集中する懸念が浮上しております。

ぶいすぽっ!
画像引用元:Twitter
©ぶいすぽ

“日本国内第3の事務所・グループ”急速にターゲットに

ぶいすぽっ!は 株式会社バーチャルエンターテイメントが運営するVTuberグループ。所属タレント1人当たりのチャンネル登録者数及び同時視聴者数 (同接数) 平均において ホロライブプロダクション、にじさんじに次ぐ日本国内第3位であり、ゲーム配信を中心に人気を博しております。

6月7日には 株式会社Breve groupの傘下に入ったことで、ホロライブプロダクションを運営する カバー株式会社、Re:Actを運営する 株式会社mikai、VR配信プラットフォーム VARKを運営する 株式会社VARKと同じく、XR事業を手掛ける 株式会社gumiの出資を受ける企業の枠組みにも加わっております。

ポートフォリオ

株式会社gumi

ぶいすぽっ!は業界第1位の ホロライブプロダクション、第2位の にじさんじが大きな存在感・ネームバリューを誇っていることもあり、悪質なまとめサイト記事や切り抜き動画などによる被害は前者2つと比べ相対的に小さいと見られておりましたが、ここにきて急速にそれらが増加しつつある模様です。

同グループ所属の 橘ひなのは2022年 (令和4年) 11月8日、自身のTwitterサブアカウントにて悪質な切り抜き動画を止めるよう訴えました。サブアカウントでのくだけた口調のツイートながら、その内容は近日の ぶいすぽっ!に降りかかる悪質な切り抜き動画への抗議と言えるでしょう。

こうした背景には「ホロライブプロダクションの カバー株式会社や にじさんじの ANYCOLOR株式会社が、悪質なまとめサイト記事や切り抜き動画などの摘発を進めていること」が影響しているものと考えられます。ホロライブプロダクションや にじさんじの情報・動画を取り扱うのが難しくなった一部まとめサイトや切り抜き動画チャンネルが ぶいすぽっ!に望まれない“白羽の矢”を立てている可能性が考えられるでしょう。

また ぶいすぽっ!は ホロライブプロダクション及び にじさんじよりも小規模の事務所・グループであり、こうした流言飛語や誹謗中傷への対応に隙があるのではと油断されているとの見方もあるでしょう。同グループでは10月5日に「誹謗中傷対策委員会」の設置が発表されましたが、本格的に目に見える結果を出せるのはこれからになるのかもしれません。

今回の ぶいすぽっ!に降りかかる「悪質な一部まとめサイト記事及び切り抜き動画」の問題は、ホロライブプロダクションや にじさんじが現在進行形で対策に手を焼く、業界発展の裏で肥大化してきた醜悪な副産物と言えます。ゲーム、アニメ、時事問題など、その時代のトレンドコンテンツに接近、混乱や対立を煽動し業界を破壊する一方で多大な利益を得てきた狡猾な勢力に対し、このVTuber業界全体が手を取り合ってストップを掛ける“共通の枠組み (各社・タレント横断型の誹謗中傷被害対策組織など)”を模索する時期に来ているのかもしれないでしょう。

ぶいすぽっ!

バーチャルエンターテイメント

(P2y.jp/ゲーム・任天堂・バーチャル・メタバース・VTuber・ボカロ・初音ミク・リアル・科学情報)

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