VTuber 天使うと “ホロライブ便乗” への賛否

昨年2020年 (令和2年) 12月以降、企業の事務所・グループに所属していない “個人勢” としては異例の伸びを記録しているバーチャルYouTuber (VTuber) 天使うと (無所属) に関して、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」に過度に便乗しているのではないかとして賛否を呼んでおります。

天使うと YouTube公式チャンネル (2020年12月25日現在)
天使うと / Amatsuka Uto (2020年12月25日現在)

天使うとは10月14日より活動を始めたVTuberで、12月13日よりチャンネル登録者数が増加傾向となり、同月19日より急激な増加を記録しております。

これは天使うとのキャラクターデザインがVTuber事務所「ホロライブプロダクション」の英語圏向けグループ「ホロライブEnglish (hololive-EN)」所属のワトソン・アメリア (Watson Amelia) と同じ「なび (nabi)」氏であること、更に天使うと自身が英語を学びながらの生放送配信を開始したことで海外の視聴者の皆さんの注文を集めることとなった影響によるものと考えられます。

なお1月14日6時現在のYouTube公式チャンネル登録者数は約33万4000人となっております。

ワトソン・アメリアは「私の姉」と自称

天使うとが異例の人気を獲得した理由の1つとしては同氏のキャラクターデザインが「ホロライブEN」所属のワトソン・アメリアと同じ「なび (nabi)」氏であることが挙げられますが、これに加え天使うと自身が生放送配信にて「アメリアちゃんは私のお姉ちゃん」との発言を行ったことが海外視聴者に好意的に受け止められたためであるとも考えられます。

しかしワトソン・アメリアは天使うとを「妹」であるとは明確に認めていないことが後日の生放送配信で判明していることから、これは天使うと側の一方的な発言かつ、更にワトソン・アメリアやホロライブプロダクション所属タレントとの繋がりを既成事実化させるものではないかとの指摘もあります。

双方のタレントが公式に認めている関係性としては、椎名唯華 (所属:にじさんじ) と猫又おかゆ (所属:ホロライブ) による「神岡家」などがあり、コラボレーション配信なども行われております。

更に天使うとは生放送配信の内容やサムネイルをホロライブプロダクション所属タレントの「赤井はあと」や「がうる・ぐら (Gawr Gura)」に似せるなどしております。

VTuber 天使うと “ホロライブ便乗” への賛否 様々な疑いも
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精神病院に行ってみるよ…I’ll go to a yabai mental hospital… [OUTLAST][OUTLAST] oh no.. oh no no no.

これらを好意的に捉えるなら「パロディーやオマージュの範疇」であると見ることが出来ますが、一方でこれら模倣によって「あたかもホロライブプロダクション所属タレントの1人と錯覚させるように振る舞っているのではないか」との疑いも無いとは言い切れないのかもしれません。

ゲーム配信アーカイブを削除 “隠れ企業勢” ?

天使うとのYouTube公式チャンネルでは過去に配信された任天堂の「マリオカート8 デラックス」などのアーカイブ動画が非公開となっており、いわゆる “個人勢” ではなく “隠れ企業勢” ではないかとの疑いも浮上しております。

任天堂のゲームソフトの生放送配信は個人であれば許諾が必要ないものの、企業であれば事前に許諾を得る必要があります。

任天堂 にじさんじのいちから社と著作物利用に関する包括契約を締結

任天堂 ホロライブのカバー社と著作物利用に関する包括契約を締結

またTwitter公式アカウントにおいて過去に運営スタッフの存在をほのめかすような記述が存在したとする指摘もございます。

天使うとの “ホロライブ便乗” の動きは「過度な模倣」であるとの懸念の一方、「パロディーやオマージュの範疇」として許容されるべきとする見方もあります。今や最大手VTuber事務所の一角として成長した「ホロライププロダクション」も過去には「にじさんじ」を追随するような取り組みを行っていたとする指摘もあり、今回は “追う側から追われる側へ” とその関係性が逆転したものと見ることも出来るでしょう。

一方、こうした手法で短期間に注目を集めたことで、運営実態への疑いをはじめ様々な問題が指摘されるようになっております。

昨年末に注目を集め、駆け上がっていった天使うと。引き続き今後の動向が注目されます。

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