Twitchは2023年 (令和5年) 10月21日、米国・ラスベガスで開催のイベント「TwitchCon Las Vegas」にて、YouTubeなど他社プラットフォームへの同時配信 (サイマルキャスト) を解禁すると発表しました。
Twitchは同プラットフォームの同時配信に関するガイドラインを改訂し、他社プラットフォームへの同時配信を解禁。これは全ての Twitch配信者 (Twitchとの独占契約者を除く) に適用されます。
なお新たなガイドラインでは同時配信にあたり、Twitchでの配信品質を他社プラットフォームより低下させないことなど、配信者向けのルールも公開されております。
Twitchでは2022年 (令和4年)、Instagramや TikTokへの同時配信を解禁しておりましたが、この度の発表を受け、今後は全ての他社プラットフォームへの同時配信が可能になります。
Twitchメインの海外VTuberへの影響は
今回の Twitchの他社プラットフォーム同時配信解禁は、VTuber業界では主に Twitchを活動のメインとする海外タレントに影響を与える可能性がございます。
VTuber業界は YouTubeが高い人気を得ている日本発のムーブメントかつ、当初投稿動画をメインとして始まったという成り立ちの経緯、更に大手事務所・グループが YouTubeを活動のメインにしていることもあり、YouTubeによる配信が主流となっております。
しかし海外の VTuber業界拡大に伴い、近年は海外を中心に Twitchメインの VTuberが増加傾向にあり、YouTubeチャンネルを開設せず Twitchのみで配信を行う海外の事務所・グループも誕生しております。日本で話題に浮上することが少ない海外タレントが、Twitchで多くの視聴者・ファンの皆様を集めることも珍しくはなくなっております。
よって今回の Twitchによる他社プラットフォーム同時配信の解禁により、こうした Twitchメインであったタレントが YouTubeでもサイマル配信を行われることで、これまで目にしなかったタレントの認知度が高まる可能性も考えられます。
この度の Twitchの動きは、VTuberタレントにとっても活動の幅を広げる方向へと働くことが期待されます。
公式サイト
(P2y.jp 管理代表者「2号さん (仮)」／バーチャル・メタバース・VTuber情報)
