東京地方裁判所は2022年 (令和4年) 3月28日、 原告女性が演者/ボイスモデルを務めるバーチャルYouTuber (VTuber) 夢月ロア (所属:にじさんじ) が “後輩をいじめた” とする内容の動画を公開した被告 (相手VTuber側の接続業者) を訴えた裁判にて、原告側の訴えを認め相手VTuberの情報開示を認める判決を下したことが分かりました。

なお被告側が「キャラクターと原告は異なる存在であり、同一視できない」などとして棄却を求めた訴えは退けられた形となります。
この度の判決はそれまで法的に不明確であった「VTuberタレントと演者/ボイスモデルの同一性」に踏み込んだものであり、「VTuberタレントへの名誉毀損はそれを務める演者/ボイスモデルへの名誉毀損と同一である」ことが認められたものと捉えることが出来るとも考えられます。よって仮にこの判決が確定した場合は今後のVTuber業界全体に大きな影響を与えるものと思われます。
片親だから常識欠如・キャラが後輩いじめた…「Vチューバー」巡り中傷トラブル続々
読売新聞オンライン
朝日新聞デジタル
弁護士ドットコム
(第2チーム/バーチャル・メタバース・VTuber・ボカロ・初音ミク情報)
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