7月15日2時、バーチャルYouTuber (VTuber) 電脳少女シロのYouTube公式チャンネル登録者数が白上フブキ (所属:ホロライブプロダクション/ホロライブ) を暫定的に下回った事が分かりました。

電脳少女シロは黎明期のVTuberムーブメントを支えたかつての “四天王” 4名 (キズナアイ/輝夜月/ミライアカリ/電脳少女シロ/※「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」は引退) の一角でした。よって今回チャンネル登録者数が後輩となる新世代を下回ったという「史上初の “陥落”」のニュースは特筆すべきものであり、VTuberを含むYouTuber業界にも大きな反響を巻き起こしつつあります。
近年はテレビ朝日系列のバラエティー番組「超人女子戦士 ガリベンガーV」へのレギュラー出演を続けるなど、衰退が顕著となっていたかつての “四天王” の中でも目に見える活動を数多く行ってきた電脳少女シロ。地上波にて自身のテレビ番組を保有するというVTuberの中でも稀有なアドバンテージを持ちながら、なぜ今回のような厳しい結果へと至ったのか。これまでの電脳少女シロとその周辺の歩みを振り返ります。
VTuber黎明期を支えた「苦労人」

電脳少女シロは2017年 (平成29年) 6月23日にデビュー。元々は運営企業である株式会社アップランドが当時開発を行っていたスマートフォン用ゲーム「少女兵器大戦」のキャラクターをベースとしており、後にデビューする後輩格の「アイドル部」に所属するVTuberの多くも本作のキャラクターを基にしています。
VTuberムーブメントの本格的始まり以前から「1日1本の動画投稿」を目標に据え精力的に活動しており、人気が伸び悩む状況下でも地道に活動を続ける「苦労人」としての一面もありましたが、2017年 (平成29年) 末からのVTuberムーブメントの始まりによりそのキャラクター性が注目を集めるようになり、チャンネル登録者数も10万人を突破。キズナアイ/輝夜月/ミライアカリ/バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん (引退済み) とともに絶対的存在の “四天王” として目されるようになります。
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メディア露出増 1年前に最高の勢い
その後電脳少女シロはYouTube活動と並行し、テレビや雑誌といったメディアへも活躍の場を広げていきます。アップランドからはプロダクション「.LIVE (どっとライブ)」が設立され、電脳少女シロや「アイドル部」などが所属、一時は「にじさんじ」と並ぶ存在感を示した事もありました。
特に電脳少女シロがかつての “四天王” の中でも最大の成功を収めていると目されていたのは2019年 (令和元年) 初頭から夏にかけてであり、本記事公開日時からちょうど1年前の時期となります。
この期間、VTuber業界では株式会社Unlimited (現 株式会社Brave group) が運営する「ゲーム部プロジェクト」の演者/ボイスモデルに対する雇用問題に続き、電脳少女シロと同じ “四天王” の一角を占めていたキズナアイのいわゆる “分裂” を巡る問題などが発生。当時業界を席巻しつつあったゲーム部プロジェクトは表舞台から姿を消し、キズナアイをはじめとする “四天王” の勢いや求心力もこの頃から低迷が顕著となります。


一方、この時期に存在感と勢いを発揮したのは電脳少女シロとその後輩格である「アイドル部」、そして今日「ホロライブプロダクション (ホロライブ)」とツートップの人気を博している「にじさんじ」でした。そして電脳少女シロおよび「アイドル部」の勢いを確かなものへと引き上げたのが、テレビ朝日系列で放送が始まったバラエティー番組「超人女子戦士 ガリベンガーV」でした。
「超人女子戦士 ガリベンガーV」は大きな反響を呼び、メディア業界でも注目されるなど異例の成功を収め、番組は2020年 (令和2年) 7月14日現在も放送が続けられています。この番組により電脳少女シロが得たものは極めて大きいことは想像に難くないことでしょう。
同業他社やVTuberの不祥事を尻目に順風満帆であったように思われた、電脳少女シロと「アイドル部」の躍進。かつては「電脳少女シロやアイドル部は信頼出来る」「電脳少女シロは今や “四天王” の中心的存在」等の呼び声をも獲得しつつあったのは、つい1年前の事であったのです。
隆盛からの「転落」
しかしそれは、明確な根拠に乏しい希望的観測として終わる事になります。

アップランド社が前述のUnlimited社やキズナアイのActiv8社よりも社会的責任を果たしている優良企業であり、電脳少女シロの後輩格である「アイドル部」の運営も十分優れているものであるという脆い「信頼」や「支持」という “うたかた” は、秋にかけて一気に、音を立てながら弾けていくことになります。
「結局、アップランドもアイドル部も同じだった」のだと。
アップランド .LIVE アイドル部「夜桜たま」「猫乃木もち」の契約を解除
LIVE アイドル部 もこ田めめめ・神楽すず・ヤマトイオリ・金剛いろは・八重沢なとり・花京院ちえりが見解発表
また同年8月、電脳少女シロの3DCGモデルが変更された事もマイナスの影響を及ぼしたと考えられています。中国展開を見据えた変更とも推測されましたが、それまでとテイストの異なるモデルに戸惑いの声も少なくなく、外見より演者/ボイスモデルのパーソナリティが重視される今日のVTuberのトレンドにおいては珍しく「モデル変更が視聴者離れを促した事例」として、アップランドや「アイドル部」の不祥事以上に電脳少女シロの展開にマイナスの影響を及ぼし続けているとの見方もあります。


(画像:ユーザーローカル)
これまでの淡い “うたかた” の眼差しは失望へと変わり、これらをきっかけに「アイドル部」は事実上崩壊状態に、更に電脳少女シロもその煽りによるイメージ低下などを免れず、夏までの隆盛から一転、今日のチャンネル登録者数 “陥落” へと至ることとなりました。
電脳少女シロが再び復調するための道は、様々な問題が絡み合い困難なものとなりつつあります。今回の新世代の快挙を率直に称え、今後は初心に返った “チャレンジャー” として自らの復調にも反映させていけるかが注目されることでしょう。
YouTube
視聴者参加企画の動物タワーバトルやってる頃が一番好きだった。
企業に所属しているけれど、この界隈は本人の力が何よりも重要なのに、企業の浅はかな戦略()で台無しにされているのが本当にふざけてるよね。
シロちゃんの狂気を活かすんじゃなくて
封じ込めた無能運営が全部悪い
数字の意味をどう考えるかは当人達にまかせる。
少なくとも、数字でしか物事を計れない人間にはなりたくないな。
かつては登録者数だけで語れる業界だったかも知れないけど、Vtuberが知れ渡った今もそうとは思えないから何とも。
モデルがどうとか有ったかも知れないけど、単純にコロナの影響で配信活動が滞ったのが原因じゃないかね。
現実世界でもアイドルとプロダクションとの確執って多いしね。プロダクションを違うところに変えたり独立したり。
ある意味、芸能界ではありふれた事なんだけど、何でVtuberだとこんなに取り上げるのか分からない。
まぁシロのあざとさが好きな人も居れば嫌いな人も居る。AKBから欅坂に乗り換える人も居るだろうし、何が問題なのかな?
とりあえずVtuber黎明期を経て淘汰期に入っただけでしょ。
個人的には、もこ田めめめに頑張って欲しいw
ご本人様の気持ちは考えれば当然つらい(本人がどう思うかは別なんだけどね)
まだ応援するつもりだしあきらめたくないな、というファンもどきの意見
声優が変わったのかしゃべり方が変わったのか雰囲気が変わっちゃった。
そして記事でもでてるがモデルチェンジが自分的にNGだった。
前のシロのほうが好きだったし。
色々あるとおもうけど、初代バーチャル四天王のうちトップのキズナアイといいシロといいファンの人気を潰すような経営陣のせいで低迷したと思ってます。
ミライアカリは現状維持だけど維持すぎて飽きられつつある状態。
輝夜月はコンセプトの方向性などで低迷。
おじさんはそもそも引退。
これは厳しいな・・・
この中ならシロちゃんとキズナアイちゃんだけは事務所云々のトラブルは置いといて、いじくりまわさなければ
現状維持か少しずつ上がる芽もあったと思うけど
この記事みて懐かしいシロの動画を観に行ってみた。
白って感じだった昔と違ってヤリマンって感じの外見なってて
ぜんぜん好きになれなかった。
あと、衣装のデザイン、ダサすぎ、、、、なにあれ。