ソニーミュージックのVTuberプロジェクト 苦戦から抜け出せず 早くも卒業者が

ソニーミュージックによるVTuberプロジェクト VEE・PRISM Project・VERSEⁿが、苦戦から抜け出せずにいることが分かりました。

元個人勢の2名以外が埋没 早くも卒業者が

VEEでは1期生タレント5名 (ユニット名「Dev-a」) のうち、元個人勢として知名度のあった 秋雪こはく、九条林檎以外がチャンネル登録者数・再生数・同時視聴者数 (同接数) などにおいて埋没する状況が続いております。

更に2期生 (ユニット名「Dev-b」) では、7月3日にデビュー配信を行った 神童児丫子が8月12日に体調不良により卒業すると発表されるなど、致し方ない側面はあるものの、出鼻を挫かれた形となってしまったことは否めないでしょう。

【神童児丫子】卒業のお知らせ

VEE

なおソニーミュージックは VEEに先立ち VERSEⁿより5名のタレントをデビューさせたり、主に海外を視野に活動を行うVTuber事務所 PRISM Projectを事実上傘下に入れるなどしておりますが、こうして事務所・グループを分ける目的などが見えてこないだけでなく、シナジー効果も得られているとは言い難い状況です。

“何をしたいのか”が見えない

ソニーミュージックは にじさんじを運営するANYCOLOR社に出資しており、この度のVTuber事業への進出は”出資先 (にじさんじ) などより得られたノウハウを基に、自社による事業運営を目指していくものではないか”との見方も一部でございましたが、現時点においてそうしたノウハウが十分生かされている様子は見られにくいだけでなく、過去の苦戦・失敗に至ったVTuber関連プロジェクトと同じことを繰り返しているようにも映り、総じて“何がしたいのか“が見えないものとなりつつあります。

ソニーミュージックはこうした自社のVTuber事業について、現時点でどのような認識を持っているでしょうか。信じて個人勢から加入したり、新人としてデビューした所属タレントに応えられる運営が出来ているでしょうか。

VTuber事務所・グループの「運営事業者」としては ホロライブプロダクションやにじさんじを大きく上回る規模であると目されるだけに、眠れる実力が遺憾なく発揮されることを期待したいところでしょう。

ソニーミュージック チャンネル登録者数

VEE公式サイト ／ PRISM Project ／ VERSEⁿ

ソニーミュージック

(第2チーム／バーチャル・メタバース・VTuber・ボカロ・初音ミク情報)