一部メディアの記事「にじさんじのANYCOLOR社、ホロライブプロダクションのカバー社に差」に波紋

一部メディアの記事「にじさんじのANYCOLOR社、ホロライブプロダクションのカバー社に差」に波紋

この度、イード社の運営するメディア GameBusiness.jpが、VTuberグループ にじさんじなどを運営する ANYCOLOR株式会社が、VTuber事務所 ホロライブプロダクションなどの事業を展開する カバー株式会社に差をつけたとの内容を含む記事を公開。波紋を呼んでいることが確認されました。

本件については一部の所謂「まとめサイト」が、タレントや所属事務所・グループ・企業への誹謗中傷及び、視聴者・閲覧者を煽動する記事を公開しております。

本件については本記事だけでなく、必ずタレント本人や所属事務所・グループ・企業が発信している1次情報をご確認頂き、悪質な情報発信や誹謗中傷を見かけましたら各企業のお問い合わせ先に通報頂けますよう宜しくお願いいたします。

「ホロライブプロダクション」の所属タレントに対する誹謗中傷行為や、著作権違反などを発見された方は、こちらからご連絡ください。

攻撃的行為または誹謗中傷行為に関する通報

カバー株式会社/ANYCOLOR株式会社

画像引用元:GameBusiness.jp
© 2023 IID, Inc.

本記事は「ANYCOLORの作戦勝ちか? カバーに差をつけた戦略の真髄とは【ゲーム企業の決算を読む】」という題名で、ANYCOLOR社の好調な決算を分析するビジネス色の強い内容。なお、後半部分は会員限定の記事となっております。

ANYCOLORの作戦勝ちか?カバーに差をつけた戦略の真髄とは【ゲーム企業の決算を読む】

GameBusiness.jp

一方、本記事は「ANYCOLOR社が カバー社に差をつけた」とする内容を含んでいることから、VTuber業界において忌避される傾向が強い「事務所・グループ・企業間の“対立”を煽動する論調ではないか?」として波紋を呼んでおり、本記事のコメント欄にも記事内の記述の矛盾点を指摘する批判的な意見が寄せられております。

なお、同サイトを運営する イード社は、個人運営による任天堂系ニュースメディア 元・Nintendo iNSIDEの流れを汲むゲームメディア「インサイド」なども運営されております。

本記事は「#ゲーム企業の決算を読む」と銘打たれております。よって、VTuber業界特有の事情を踏まえた分析・配慮が十分ではなかった可能性も、今回の波紋拡大へと繋がったことが考えられるでしょう。

“対立煽動”への拒否感 影響か

近年の VTuber業界では、業界の拡大と共に懸念が強まる「事務所・グループ・企業間の対立を煽動する論調」や、それらを拡散する所謂「まとめサイト」への対策を強める傾向が見られております。

ANYCOLOR社と カバー社2022年 (令和4年) 12月5日、所属タレントへの誹謗中傷対策にて共同声明を公開。上記のような対立を煽動する動きを拒否し、協力・提携関係にあることを広くアピールされております。

この連携はタレントに対する誹謗中傷対策だけでなく、両社及び ホロライブプロダクションと にじさんじプロジェクトが業界内において協力関係にあることを内外に広く示すものとなりました。ゲーム業界におけるかつての「次世代ゲーム機戦争」のような、両社及び両事務所・グループの対立を煽るような流言・風潮を無くし、VTuber業界の正しい発展を促進する動きとして歓迎すべきものである言えるでしょう。

今回の GameBusiness.jpの記事への波紋は、こうしたこれまでの VTuber業界の取り組みに水を差すような、所謂まとめサイトと大差のない「事務所・グループ・企業間の“対立煽動”的な論調」ではないかと目されたことに対する、皆様からの拒否感が影響した可能性が考えられるでしょう。

(P2y.jp 管理代表者「2号さん (仮)」/バーチャル・メタバース・VTuber情報)

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