2021年 (令和3年) 10月6日現在、バーチャルYouTuber (VTuber) 事務所 ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社及び同社所属タレントに関する事実関係が不明な情報を掲載した誹謗中傷系VTuber (迷惑系VTuber) が同社の著作権申し立てによる動画削除に対する異議申し立てを断念する意向を示したことを受け、同日未明をもって同氏のYouTubeチャンネルが停止されたことが確認されました。

該当の誹謗中傷系VTuberはYouTubeのコミュニティガイドラインに基づきYouTubeチャンネルが停止されたと見られ、これによりカバー社はこれまでVTuber業界及びタレントに関する事実関係が不明なフェイクニュースを拡散してきた同誹謗中傷系VTuberのYouTubeチャンネルを事実上停止に導いた形となりました。
一方でこの誹謗中傷系VTuberは活動拠点をTwitchなどに移す意向を表明。更に同氏はカバー社との間で“協定”が結ばれていたとの認識を披露し、それが一方的に破られたと主張。加えてVTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLOR株式会社とは“協定”を結べているとの認識を披露するなど、様々な理由を付けて自身の潔白を主張。これらを受けてカバー社への“報復”を行うことを示唆する発言を行っていることが判明しており、今後も動向を厳しく監視していく必要性に迫られていると言えそうです。
この度の誹謗中傷系VTuberのYouTubeチャンネルの停止は各タレントや運営企業への誹謗中傷やフェイクニュースの拡散を防止する上で大きな一歩であると見られますが、第2・第3の誹謗中傷系VTuberの出現を警戒する見方もあり、今後は業界全体での取り組みなど抜本的な対策が引き続き求められていくことになるでしょう。
誹謗中傷系VTuber ホロライブプロダクションのカバー社への“報復”を示唆
ホロライブプロダクションのカバー社 誹謗中傷系VTuberのYouTubeチャンネルを事実上の停止に導く
ホロライブプロダクション運営のカバー社 誹謗中傷系VTuberの動画を著作権上の申し立てで削除
カバー社 ホロライブプロダクション所属タレントへの権利侵害・誹謗中傷行為に対する法的措置対応を公表
公式サイト
(第2チーム/バーチャル・VTuber・ボカロ・初音ミク情報)
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