NTTドコモ 16K・360度VR映像のリアルタイム配信クラウドシステムを開発

NTTドコモ 16K・360度VR映像のリアルタイム配信クラウドシステムを開発

NTTドコモは2021年 (令和3年) 3月5日、複数のカメラで撮影した映像をクラウドサーバーでリアルタイム処理し、16K以上の解像度による360度VR映像などの生成・配信を可能にする映像配信クラウドシステムを開発したと発表しました。

システム構成図

16K360度VR映像のライブ配信

NTTドコモ 16K・360度VR映像のリアルタイム配信クラウドシステムを開発

スーパーインポーズ映像のライブ配信

NTTドコモ 16K・360度VR映像のリアルタイム配信クラウドシステムを開発

この度開発されたシステムでは、16K・360度VR映像では複数カメラで撮影した4K映像をリアルタイムにスティッチング処理 (複数の画像を繋ぎ合わせ1枚の画像を生成する処理) し16K以上の高画質な360度VR映像を生成、複数の映像に分割して配信し複数台のプレイヤーで同期再生することが可能に。またスーパーインポーズ (パノラマ映像とマルチアングル映像を重ね合わせて表示する技術) 映像ではこれまで別々のアプリケーションでの再生が必要だった8K・VR映像とマルチアングル映像を合成したストリーミング映像として配信可能となり、ヘッドマウントディスプレイ (HMD) やスマートフォンでアプリを切り替えることなくシームレスに視聴することが可能であるとしております。

今回NTTドコモでは横浜市のパシフィコ横浜にてソニービジネスソリューションが提供する360°映像空間システム「Warp Square (ワープスクエア)」を用いた16K・360度VR映像のライブ配信及び、TSUTAYA O-nestに設置した8Kカメラと6台の4Kカメラで撮影した8K・VR映像及びマルチアングル映像を組み合わせたスーパーインポーズ映像のライブ配信に成功したと発表。なお横方向の16K・360度VR映像のライブ配信成功は世界初であるとしております。

(お知らせ)世界初、16K 360度VR、スーパーインポーズ対応のリアルタイム映像配信クラウドシステムを開発
-VR、パノラマ、マルチアングルなどのさまざまな高画質映像をイベントのスタイルにあわせてライブ配信可能-

NTTドコモ

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