任天堂 いちから社との包括契約見直しの可能性は にじさんじVTuberの出会い系詐欺受け

任天堂 いちから社との包括契約見直しの可能性は にじさんじVTuberの出会い系詐欺受け

バーチャルYouTuber (VTuber)/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」所属の夢追翔の演者/ボイスモデルが過去に出会い系サイトのサクラ行為を行っていた事を明らかにした問題を受け、同グループを運営するいちから株式会社と著作物の利用に関する包括契約を締結している任天堂の今後の対応が注目されています。

任天堂 にじさんじのいちから社と著作物利用に関する包括契約を締結

任天堂との包括提携から25日後の問題発覚

任天堂は6月1日、「にじさんじ」などを運営するいちから株式会社と著作物の利用に関する包括契約を締結しました。これによりにじさんじ所属タレントは企業系VTuberでは初となる任天堂のゲーム著作物を利用したコンテンツ投稿が可能となりました。

任天堂 にじさんじのいちから社と著作物利用に関する包括契約を締結

しかし本契約締結から25日後の6月26日、同グループ所属の夢追翔の演者/ボイスモデルが過去に出会い系サイトのサクラ行為を行っていた事を明らかにした問題が発生。更に同じく同グループ所属の群道美玲が過去に出会い系サイトでのサクラ行為を行っていたと明らかにしていた事も判明するなど、今後によっては詐欺罪が適用される事態へと発展するおそれもあることからその動向が注目されています。

にじさんじ所属VTuber「夢追翔」演者/ボイスモデル 過去の出会い系サイトでのサクラ行為が明らかに

にじさんじVTuber「夢追翔」演者/ボイスモデル 過去に出会い系サイトのサクラ行為について発言

契約見直しの可能性は十分考えられる

更に今回のにじさんじ (いちから社) 側の問題を受け、任天堂が同社との著作物利用における包括契約を見直す可能性もまた注目されています。

これは任天堂が子供から大人まで幅広い層へ向けて娯楽を提供し続けている日本有数の大企業である事から、契約締結先の企業において反社会的勢力や犯罪行為 (特にゲームユーザーの中核層でもある未成年者・若者への被害をも想起させる出会い系詐欺) に関与している者が存在し続けているという点は同社のイメージ戦略や社会的責任に相反するものと言えるためでしょう。

にじさんじは任天堂との包括契約によって “任天堂に認められた、安心して視聴できるVTuberグループ” としての責任も背負う形となっていただけに、これに反する今回の事態は任天堂側にとっても深刻に捉えられている可能性は低くないものと考えられます。そして今後いちから社が該当タレントに対する毅然とした対応 (解雇や法的機関への通報等) を少しでも怠った場合、事態を重く見た任天堂が契約見直しへと動く可能性は十分に考えられるでしょう。

問題の行方 業界の今後も左右か

今回の問題に対して実際に任天堂側が動いているかどうかは不明ですが、現時点ではあくまで静観の構えであると推測されます。

いちから社が適切な対応やお詫びを十分に行った場合は契約は継続されるものと思われますが、そうでなかった場合は契約見直しへと動き出す可能性は低くないものと考えられます。

そして仮にも後者へと至った場合、今後はVTuber関連企業とのビジネス・契約にも影響を与えることは避けられなくなるでしょう。任天堂ゲームタイトルの無許諾配信を認め謝罪したホロライブプロダクションのカバー株式会社などが改めて任天堂との間で契約を結ぶような道のりもより険しくなるものと思われます。

任天堂はVRMコンソーシアムのオブザーバーや自社ゲーム配信のガイドライン制定等の形でVTuber業界にも深く関与しています。今回の問題の行方はにじさんじだけではなく、VTuber業界全体にとっても注視されるものとなるでしょう。

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