任天堂 2021年3月期 経営方針説明会を開催 ユーザーとのつながり強化の取り組みなど明らかに

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任天堂は9月16日、2021年3月期 経営方針説明会を開催しました。

この度の経営方針説明会は報道各社や投資家に向けられたもので、新作ゲームタイトルなどの商品やサービスに関する情報は発表されませんでしたが、同社とユーザーの皆さんとのつながりやその強化に向けたこれまでの取り組み、ニンテンドーアカウントの現状やNintendo Switch (ニンテンドースイッチ) に続くいわゆる “次世代ゲーム機” をも見据えた展望などが明らかにされました。

任天堂 Nintendo

任天堂は子供時代からゲームを楽しんできた大人世代から現在の子供世代まで幅広いユーザーの皆さんに支持されるに至っていますが、この度の経営方針説明会では主に同社とユーザーの皆さんとの関係性などについて言及されています。

今回、任天堂は同社の普遍的なDNAとして「誰もが直感的に楽しめる任天堂独自の遊びを提供し続けること」を挙げ、具体的取り組みとして「ゲーム専用機のハードとソフトの一体で可能になる独創的な商品・サービスの提供」をこれまで行ってきた事を挙げています。

任天堂 2021年3月期 経営方針説明会を開催 ユーザーとのつながり強化の取り組みなど明らかに

更にこれまでの取り組みとして、2000年代にニンテンドーDSやWiiを通じて行われた「ゲーム人口の拡大」、2010年代の「任天堂IPに触れる人口の拡大」について振り返っています。映像展開の一つとして「スーパーマリオ」のCGアニメーション映画 (2022年/令和4年公開予定) の制作が行われている事、他にも複数の映像企画が動いており、2023年 (令和5年) 以降の展開を見据えている事などが明らかにされました。

また2015年 (平成27年) より導入された「ニンテンドーアカウント」は世界164の国と地域で展開され、アカウント数が2億を突破したことを明らかに。特に同アカウントの仕組みの上で実現したとするNintendo Switchユーザーの有料会員サービス「Nintendo Switch Online」の会員数は2600万人を突破したことを明らかにしました。

任天堂 2021年3月期 経営方針説明会を開催 ユーザーとのつながり強化の取り組みなど明らかに

そして今後の展望として「面白さの原点」となるような技術研究への投資、デジタル販売の取り組みの推進、そしてNintendo Switchに続くいわゆる “次世代ゲーム機” をも見据えた事業展開を進めていくとしています。

任天堂 2021年3月期 経営方針説明会を開催 ユーザーとのつながり強化の取り組みなど明らかに

なお古川俊太郎社長への質疑応答の内容も明らかに。次世代ゲーム機の開発を含めた今後の開発リソースについては「Nintendo Switchのライフサイクルは中盤に入ったところであり、過去のハードウェア以上に成長していく基盤が整いつつある」としてまずはNintendo Switchの長期的展開を目指していくとしています。

任天堂 経営説明会を東京で9月16日開催

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