にじさんじのいちから社 所属タレント「金魚坂めいろ」の契約解除を巡る経緯を公表

にじさんじのいちから社 所属タレント「金魚坂めいろ」の契約解除を巡る経緯を公表

バーチャルYouTuber (VTuber) グループ「にじさんじ」を運営するいちから株式会社は10月19日、同グループ所属タレント「金魚坂めいろ」の契約解除を巡る経緯を公表しました。

にじさんじのいちから社 所属タレント「金魚坂めいろ」の契約解除を巡る経緯を公表

所属ライバーに関するご報告 (2)

【はじめに】

2020年10月19日付の当社公式アカウントからのツイートにて報告いたしましたとおり、当社所属ライバーである金魚坂めいろが当社との契約内容に違反する行為を行ったことに起因して、当社は、金魚坂めいろからの契約解除の申し出を受諾するとともに、あらためて契約を解除する判断をいたしました。

同報告が様々な憶測を呼び、多くのファンの方々にご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。

以下では、可能な範囲で、本件の経緯を時系列に沿って説明させていただきます。

【契約終了に至る経緯】

1 金魚坂めいろのデビュー

  金魚坂めいろは、2020年6月より当社所属バーチャルライバーとしてデビューし、創作活動や配信活動等を通じて多くのファンからご声援をいただきました。

2 金魚坂めいろの使用する「なまり」に関する憶測

  当社所属バーチャルライバーである夢月ロアは、金魚坂めいろと同じように「なまり」を使用した口調での配信を行っており、視聴者の中で「金魚坂めいろは、夢月ロアのなまりを真似て配信をしている」という憶測が一部生じることとなりました。

  なお、当社としては、金魚坂めいろのバーチャルライバー採用選考時点では、金魚坂めいろが標準語や特定地方の方言を使用しており、配信において夢月ロアの「なまり」に似たと評価され得る「なまり」を使用することを把握しておりませんでした。

3 夢月ロア・金魚坂めいろ双方からの要望

  7月下旬、夢月ロアから「金魚坂めいろの配信における、夢月ロア特有の『なまり』に似た口調を可能な限り訂正して欲しい」との要望を受けました。本人曰く、夢月ロアの口調は現実に組内する「方言」や「なまり」に依拠するものではなく、自らが創作した世界観の「魔界」特有の「なまり」であることから、他社が「魔界なまり」に似たなまりを使用することで「魔界」出身という夢月ロアの世界観が壊れることから差別化を図りたいとの意向によるものです。

  一方で、同時期に金魚坂めいろから、当社に対して「金魚坂めいろの口調は育った環境から身に付いた本来の方言であり、配信にて緊張してしまう中で自然と話してしまうものであるため、意図的に夢月ロアの『なまり』を真似しているわけではない」という説明がありました。

  そうした状況が続く中で、金魚坂めいろより、当社の公式声明として金魚坂めいろの口調は模倣ではない旨を発表することを要望するとともに、この発表がなされないのであれば、にじさんじから「卒業」する、との連絡を受けました。

  しかし、当社としては、所属バーチャルライバー同士の関係性について公平な姿勢をとる必要があり、夢月ロアならびに金魚坂めいろ双方に折衷案を提示するとともに、金魚坂めいろが要望するような公式声明を発表することで事態が改善することはないと判断し、上記公式声明の発表は実施しないことといたしました。

4 金魚坂めいろからの第1回目の契約解除申入れ

  上記公式発表の不実施を受け、9月上旬に金魚坂めいろから当社に対して1回目の契約解除の申入れがなされました。

  当社は、引き続き双方の主張を聴取しながら解決を目指しており、その中で金魚坂めいろに対して活動を継続して欲しい旨を伝えてまいりましたが、金魚坂めいろの気持ちは変わらず、当社としては心苦しくも「卒業」の申入れを受け入れることとしました。

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5 金魚坂めいろからの第1回目の活動再開の申入れ

  しかしその約1週間後、金魚坂めいろは活動先愛を希望するようになり、当社に対して「『卒業』の取りやめ」を要望しました。

  先述の通り、当社は活動の継続を希望していたことからこの要望を前向きに受け入れ、金魚坂めいろに再度、当社所属ライバーとして活動していただくことを決定いたしました。

6 金魚坂めいろによる当社秘密情報の漏洩

  金魚坂めいろは活動を再開した直後に、自身のYouTubeでの配信において「いちからに所属する別のライバーから嫌がらせを受けていた」ということを匂わせる発言を行うとともに、「いちからの運営とも契約の解除に向けた話し合いをしていた」ということを述べてしまいました。

  なお、金魚坂めいろとしては「本件経緯を自身の配信内で述べることについて、いちからより承諾を得ていた」旨を従前より主張しておりますが、当社としては以下のような承諾をしてはおらず、この点で、金魚坂めいろと当社との間に認識の相違が生じております。

7 当社から金魚坂めいろに対する「活動休止」の提案

  当社は、金魚坂めいろが、本件の内容や経緯を公に提示したことが当社所属ライバーの活動に支障が生じる可能性のある重大な秘密保持義務違反にあたると判断し、金魚坂めいろに対し、今後の活動を見つめ直していただく期間を設けるための「活動休止」を提案するとともに、「活動休止に伴う告知を当社公式Twitterアカウントより行う予定である」旨を伝えました。

8 金魚坂めいろからの第2回目の解約申入れ

  当社が上記活動休止について伝えたところ、9月末に金魚坂めいろから、再度「にじさんじを『卒業』したい」旨の要望がございました。

  当社としては引き続き金魚坂めいろとしての活動を継続する道を探っておりましたが、上記の件を含めて本人と当社との間で活動方針についての不和が生じており、当該不和の解消が難しいとの判断から、当社は金魚坂めいろからの申入れを受け入れ、契約解除の手続きを進行することといたしました。

9 金魚坂めいろからの第2回めの解約申入れ

  本人からの『卒業』の申し入れから約2週間後、金魚坂めいろから運営に対して、再度「『卒業』をとりやめたい」旨の要望があり、また、金魚坂めいろのYouTubeアカウントでの配信及びSNSアカウントでの投稿を再開する旨の連絡がありました。

  しかし、当社としては、秘密保持義務違反に対する活動休止の件も含め、互いの意志の行き違いが採算にわたって発生していたこともあり、金魚坂めいろとの信頼関係の再構築が困難であると判断し、「卒業」のとりやめの要望を受け入れることが難しいという判断をいたしました。

  また、当社が活動再開を受け入れていない中で金魚坂めいろが配信を行うことは、これまでの経緯に鑑みた結果、混乱をきたしかねないと判断し、金魚坂めいろのYouTubeアカウント及びSNSアカウントのアクセス権限の制限を行うに至りました。

10 金魚坂めいろによる当社秘密情報の漏洩

  公式リリース文案の調整を行う中、第三者である社外の配信者が金魚坂めいろと当社との間で本件に関する内容やその交渉経緯をYouTubeの配信にて公表するという事案が発生しました。

  同配信内には、金魚坂めいろにしか知り得ない情報や、記自身のアカウントでしか表示できないコミュニケーションツールのスクリーンショットなどが含まれていたため、当社としては、金魚坂めいろが第三者に対して本件の内容や当社との交渉経緯を漏洩したものと判断しました。

11 金魚坂めいろに対する契約解除の通知

  二度に渡る秘密保持義務違反を受け、当社は金魚坂めいろに対して、改めて契約を解除する旨の通知を発するにいたりました。

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【夢月ロアの言動について】

まずはじめに、この度は金魚坂めいろと夢月ロアの間でのやりとりが、このような騒ぎに発展し、ファンの皆様に不安を与えてしまったことを、夢月ロア本人としても重く受け止めております。

本件に関する第三者配信において、「夢月ロアが金魚坂めいろに嫌がらせをしていた」という旨が指摘されておりましたが、当社において夢月ロアより聴取した内容を以下のとおり報告させていただきます。

1 夢月ロアから金魚坂めいろに対するダイレクトメッセージの送信について

  夢月ロアが金魚坂めいろに対して送った弊社の管理下に置かれていないコミュニケーションツールを用いてのダイレクトメッセージについて、スクリーンショットという形でのログの提供をうけたところ、合計9通 (8月2日付のものが8通、同月18日付のものが1通) のメッセージが送信されていることを確認いたしました。そのうち3通が金魚坂めいろの1配信中に送られたものでありましたが、いずれのメッセージの内容も嫌がらせを意図したものではなく、本件の問題についての誤解が生じないよう、直接に相談がしたいと伝えたものでありました。なお、これに対する金魚坂めいろの返信は、すべて8月2日付で行われており、合計5通でした。また、この時点では弊社としても両者間でコミュニケーションをとれるよう調整を図っておりました。

  夢月ロアの上記ダイレクトメッセージには、金魚坂めいろの配信中に送信されたものも含みますが、同メッセージの送信は、夢月ロアが金魚坂めいろが配信を行っていることを知らずに行ったものと聞いています。

  金魚坂めいろの配信中に送信されたダイレクトメッセージは、相談の日程を確認する内容を伝えるものとなっておりましたが、これは金魚坂めいろからの「相談ということならぜひ話し合わせてください」という返信に対して夢月ロアから返信したものとして、該当部分のスクリーンショットを確認しました。

  もっとも、夢月ロアからの上記メッセージの返信に対して、金魚坂めいろは返信をしておらず、両者が直接に話をする機会はなかったと、当社は現時点で認識しております。

  なお、夢月ロアが金魚坂めいろに対して返信した8月18日付のダイレクトメッセージも、金魚坂めいろからの返信がなかったために、「相談をする時間がない」旨を伝える内容となっておりました。

2 夢月ロアが金魚坂めいろのTwitterアカウントをブロック解除したことについて

  ブロック解除については、夢としては、嫌がらせを意図したものでは決してなく、金魚坂めいろのSNSへの投稿や「YouTubeでの配信内容 (イラスト、言葉のチョイス、話題、配信タイトル等を含む。以下同じ。) が、夢月ロアを想起させるものであることが多いと漢字、不安を抱いたことから行った措置であった旨、夢月ロア本人から報告を受けております。

  なお、当社は、従前より夢月ロアから上記事情を理由として活動に不安を感じていた旨の相談は受けており、金魚坂めいろのSNSへの投稿っやYouTubeでの配信内容を確認したところ、夢月ロアに不安感を抱かせる可能性があるものが存在していたと考えております。

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【最後に】

 以上が、当社が金魚坂めいろとの契約を解除するに至った経緯となります。

 2020年10月19日付での発表においては、本件に関する詳細な説明を行ってしまうことで、当社所属バーチャルライバーのプライバシーや配信活動等への影響が発生することを懸念し、また、金魚坂めいろ本人の心情にも配慮して、端的な説明にとどめていたという経緯がございました。

 しかし、詳細な経緯説明を求める数多くの声をいただき、当社としても、これからもファンの皆様に当社バーチャルライバーを応援していただくためには、本件の詳細な経緯説明が必要と考え、本発表に踏み切った次第でございます。

 この度は、金魚坂めいろとしての活動を継続させることができなかったことについて、本人の配信を楽しみにされていたファンの方々に深くお詫び申し上げます。また、このような形で当社所属バーチャルライバーに関してお騒がせしていることを、すべてのファンの方々に重ねてお詫び申し上げます。

 今後、当社所属バーチャルライバーが安心して活動できるよう尽力してまいりますので、引き続きご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 また、本件に関しては直接・間接的問わず、所属ライバーへの問い合わせをお控えいただくようお願い申し上げます。

 問い合わせに関しては、当社HPのお問い合わせページ ( https://www.ichikara.co.jp/contact/ ) よりご連絡ください。

いちから株式会社

https://twitter.com/nijisanji_app/status/1318898278059053057

なお本件の当事者の1人である夢月ロアもこの度メッセージを公開しております。

https://twitter.com/yuzuki_roa/status/1318912752413364224

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