この度、VTuber 浮奇ヴィオレタ (Uki Violeta/所属:NIJISANJI EN (新)) さんが“白人差別発言”を行ったとして、過去の発言やそれに対する 運営元 ANYCOLOR株式会社の姿勢を含めた批判の声が相次いでいることが確認されました。
浮奇ヴィオレタさんは2024年 (令和6年) 2月21日、自身の X (Twitter) におけるポスト (ツイート) への返信「ストレート (身体的・精神的性の一致者及び異性愛者) の白人男性についてどう思いますか? ストレートな白人男性について、貴方の意見を聞かせて下さい」に対して、「彼ら (ストレートの白人男性) はあなたの反応と同じように無責任で利己的です」との返信を行ったことが、白人差別発言に当たるのではないかとして、海外の VTuber視聴者・ファンの皆様を中心に批判を呼んでおります。
更に、今回の 浮奇ヴィオレタさんの発言をきっかけに、同タレントが過去に行っていた“白人差別発言”が相次いで指摘される事態へと発展しております。
浮奇ヴィオレタさんによる過去の発言
ANYCOLOR社の所属タレント処分に“温度差”か
そして今回の 浮奇ヴィオレタさんの発言への批判は同タレントにとどまらず、NIJISANJI EN (新) を運営する ANYCOLOR社にも向かっております。
ANYCOLOR社は2023年 (令和5年) 3月10日、NIJISANJI EN (新) 所属タレント ランザー 罪恩 (Zaion LanZa) さんの契約解除を発表。その理由の一部には「配信中に人種差別及び性暴力に関連する不適切な冗談を述べたこと」という内容が含まれておりました。
一方、今回の 浮奇ヴィオレタさんは前述のような人種差別的発言を度々繰り返されていたにもかかわらず、特に処分が行われた記録は確認されておりません。よってこうした“温度差”がダブルスタンダードではないかとして ANYCOLOR社を批判する声も相次いでいる模様です。
なお、こうした“温度差”は NIJISANJI EN (新) に加え、日本国内の にじさんじでも見られており、ADHD (注意欠陥・多動性障害) を揶揄するような発言を行った 剣持刀也さんへの処分が行われなかったり、「ホロライブプロダクション所属タレント 兎田ぺこらさんを誹謗中傷する意図で作られた楽曲の歌唱動画」を公開した グウェル・オス・ガールさんへの処分が活動休止のみにとどまった点などが不信を招いております。
今回 ANYCOLOR社の姿勢に批判が相次いでいる背景には、浮奇ヴィオレタさんの“白人差別発言”そのものではなく、所属タレント毎に処分に差をつけているように映る同社に対し、VTuber視聴者・ファンの皆様からの信用が完全に失われていることがあるものと考えられます。
ANYCOLOR社及び NIJISANJI EN (新) は、セレン龍月 (Selen Tatsuki) さんの契約解除からの猛烈な批判と、それを受けた所属タレントのチャンネル登録者数の減少が収まらない状況が続いており、今回の 浮奇ヴィオレタさんによる“白人差別発言”と、それによりクローズアップされる同社の姿勢が更なる批判を招く状況となっております。
※当サイトの「NIJISANJI EN (新)」表記は、かつて存在した初代「NIJISANJI EN (元 NIJISANJI IN)」との区別によるものとなります。
(P2y.jp 管理代表者「2号さん」/バーチャル・メタバース・VTuber情報)
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