ライヴラリ運営 ゆにクリエイト VTuber「餅月ひまり」活動終了の経緯及びクラファンの方針を報告

ライヴラリ運営 ゆにクリエイト VTuber「餅月ひまり」活動終了の経緯及びクラファンの方針を報告

株式会社ゆにクリエイトは2023年 (令和5年) 12月13日、同社の運営する VTuber事務所 ライヴラリに所属されていた 餅月ひまりさん (11月30日に活動休止) の活動休止経緯と、同タレントのクラウドファンディングに関する方針を発表しました。

VTuber事務所 ライヴラリ 所属タレントが0人に 餅月ひまりが活動終了
餅月ひまりさん
画像引用元:X (Twitter)
© UNI Create Inc.

餅月ひまり活動終了における経緯のご説明と
今後のクラウドファンディングの方針について

日頃より「ライヴラリ」を応援いただき、誠にありがとうございます。

11/30 (木) に活動終了告知を行いました餅月ひまりの、活動終了へ至りました経緯と、今後のクラウドファンディングの方針につきまして、あらためてご報告させていただきます。

なお、前回告知以降、餅月ひまり本人による契約上の違反行為が、あらたに発覚しましたため、後述するクラウドファンディングにつきまして、方針に変更が生じております。
ご了承いただけますと幸いです。

以下、経緯や契約違反の内容についての詳細を含むため長文になりますこと、何卒ご了承ください。

2022年ごろから担当ディレクターと 餅月ひまり本人の間で活動方針に折り合いがつかず、円滑に活動できない状況が続いておりました。

さらに、2023年6月15日にライヴラリ公式チャンネルで公開した動画でも触れたように、担当ディレクターを原因とするコミュニケーション上の大きな問題が発生し、ライブラリの内部で活動するにあたり、本人にとって心的負荷の高い環境が出来上がってしまいました。

弊社の代表である私、望月と担当マネージャー 柏田、本人の3者間で、活動環境について幾度も協議し、問題を解決すべく、ディレクターを含む人員の配置換えなども行いましたが、負荷の対象はすでに私や事務所全体に及んでしまっていたため、状況は改善されず、その後も負荷の高い苦しい状態での活動となっておりました。
(件のディレクターにつきましてはすでに弊社を退職しております)

そして、今から3ヵ月前の9月初旬に、その問題がより強まり、YouTubeや X (旧 Twitter) での活動を休止せざるを得ない状態となりました。

なお、「ライブラリの内部での活動」 が負荷の原因であるため、インターネットラジオ「サラひまり」や、外部スタジオでの歌収録など、ライブラリ以外の場所で、外部の方々と接する活動については行えるという複雑な状況となっておりました。

このように、適切な人員配置を行うことが出来ず、業務進行におけるスタッフの管理や、タレントたちへの配慮が不足していたことにつきましては、代表である私の不徳のいたすところであり、能力不足とご指摘されても仕方のないことだと思っております。
今後は、会社の方針なども含め、今まで以上に話合いの場を設けられるよう務めて参ります。

この度は、活動不全の発端を作ってしまいましたこと、この場をお借りし深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。

しかしながら、これまでに上記の理由をもってしても擁護できない、契約違反を含むタレント本人による深刻な問題行為を確認しております。

・事務所と本人の間で取り決めた約束が不履行になることが多々あるため、X (旧 Twitter) での日々の投稿や、YouTubeチャンネルでの生配信、ショート動画、FANBOXの日記など、本人のみで完結するコンテンツの提供も十全に行うことが出来ない。

・収録予定を当日にキャンセルしてしまうこともあったため、計画的なスケジュールを組むことが出来ない。

・クラウドファンディング完遂に不可欠な案件実施の約束を履行出来ない。

・告知 (企業さまからいただいた歌案件などを含む)に非協力的である。

・弊社からの業務連絡に対する返信が滞りがちで、時には重要な業務に関して長らく連絡がつか
ないことがある。

・事務所の確認を取らずにファンから直接個人情報を取得した。

・コンテンツの供給やクラウドファンディングの進捗が滞り、ファンの皆さまや支援者の皆さまをお待たせしている状況で新しいタレントとしての活動準備を行った。

・事務所にも相談せず、活動終了の告知も出していない状態で、契約期間中に重篤な競業違反にあたる上記のタレント活動を開始した。

・上記のタレント活動を開始するにあたり、1年以上前から計画的に準備を行なっていた。

・上記の期間に、新しいタレントの X (旧 Twitter) アカウントで、餅月ひまりあてのリプライに対して、いいねを行うなど、新しい活動の場への流入準備とみられる行為を行った。

※なお、競業違反の件につきましては、弊社顧問弁護士より、あらためて詳細を告知させていただきます。

・タレント本人より、「餅月ひまり」の存在を軽視する発言が繰り返されていた。
※「餅月ひまりに対して情は一切ない」 「続かなくても全く問題ない」
 「ファンの為に守りたいとも思わない」「手あかがつきすぎた女」など

・タレント本人より、クラウドファンディングを軽視する発言が繰り返されていた。
※「動画や配信は必要ない。クラファンをやったという事実さえ残せればいい」
 「(自分が辞める上で) マジでクラファン邪魔だな」など

※業務上の守秘義務にあたるものが多分に含まれている為、皆さまへすべてを公開することは出来かねますが、上記に列挙した事柄がすべて事実であると証明するための証拠 (音声・チャットログ・テキストデータなど) につきましては、弊社顧問弁護士へ提出済みとなります。

契約期間中に開始した新たなタレント活動に、明確な競業違反行為が含まれていたこと、および過去に X (旧 Twitter) 上で、上記のタレントアカウントに流入を促したとみられる行為つきましては、11/30 (木) の告知以降に、あらたに弊社が確認した内容となります。

弊社といたしましては、このような度重なる契約違反行為及び問題行為が生じた以上、弊社とタレント間の信頼関係を維持することは難しいと判断致しました。
また、契約上の問題に関わらず、活動終了告知をせず、新しいタレントとしての活動を行っていることや、「餅月ひまり」やクラウドファンディングを軽視する発言につきましては、ファンおよび支援者の方々や、関わってくださっているクリエイターの皆さま方の想いと信頼を踏みにじるものであり、どのような理由があっても到底看過できない問題であると考えております。

本人より、6月の時点で活動終了の申し出は受けておりましたが、弊社といたしましても、以上の状況を踏まえ、活動継続は困難であると判断し、今回の結論にいたりました。

また、餅月ひまりとしての独立については、かねてより、出来る限り本人の希望に添えるように、権利譲渡なども含めて提案を行って参りましたが、本人より、「餅月ひまり」への愛着はなく、どのような条件であっても、これ以上「餅月ひまり」として活動するつもりはない、といった主旨の最終返答をいただきましたため、協議を断念することになりました。
※先述の「餅月ひまり」の存在を軽視する発言につきましては、上記の協議の中で発せられたものとなります。

以上が、餅月ひまりが活動終了に至った経緯となります。

なお、弊社が活動終了を判断した後も、活動休止中のままお別れするのではなく、せめて活動終了 (クラウドファンディングの終了) までは、餅月ひまりのアカウントからファンの方々に向けて配信を行って欲しい、と弊社から本人にお願いをしておりましたが、それも拒否されるかたちとなってしまいました。

事務所や本人の事情をここまでつまびらかに公表にすることにつきましては、ファンの皆さまに深い悲しみを与えてしまうことが明白であることや、タレントのイメージを守るのが企業としてあるべき姿であると考えていたことから、弊社の中でも長い間、葛藤がございました。

このような公表を行ったことにより、弊社に対して多くの批判が寄せられるであろうこと、またそれにより、企業として存続の危機に立たされる可能性があることも承知しております。

しかしながら、発端の非が弊社にあるとはいえ、本人が行った重篤な契約違反や、クリエイターの皆さま方、ならびにファンの方々への不義理な言動は、企業として庇える範囲を超えており、これを看過隠蔽して、事務所がすべて悪く、タレントがすべて正しい、と世に伝えることは、双方にとって極めて不健全であると考えております。

弊社といたしましては、弊社が企業として、ここに至った非を認め、体制を改めて再出発する上でも、今後、本人が新しいタレント活動を通して、ファンの方々と接していく上でも、今回の公表は、倫理的に避けて通るべきものではないと判断いたしました。
※なお、今回の公表につきましては、スタッフおよび、一部のクラウドファンディング協力クリイエターさまからもご賛同をいただいております。

クラウドファンディングにつきまして、本人は完遂を望んでおり、弊社も一度合意をいたしましたが、既知の問題行為に加え、新たに発覚しました1年近くに渡る契約違反行為により、提携するビジネスパートナーとしての信頼性が損なわれる状況となってしまいました。

なにより、現在の状況のままプロジェクトを続行することは、さまざまな想いのもと関わって下さっているクリエイターさま方にも、非常に不義理であると考えております。

進捗は先日 Campfireプロジェクトページ内の活動報告にてお知らせした通りとなりますが、弊社といたしましては、これらの事情を鑑みて、これ以上プロジェクトを続行すべきではないと判断いたしました。

どの範囲で製作を行うべきか精査をした上で、お送りできるリターン品の告知と、希望者への全額返金の対応を行わせていただく所存です。
本件の対応によって、企業として存続不可能な状況に陥る可能性もありますが、真摯に対応させていただきたく思います。
詳細につきましては、追って Campfireプロジェクト内の活動報告にて支援者の方々あてに告知させていただきます。

これまで皆さまに、多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしましたこと、また、皆さまの期待を裏切る結果となってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございません。

ファンの皆様や関係者の皆様には活動を暖かく見守り、応援とご支援をいただけましたことを心より感謝申し上げます。

2023年12月13日
株式会社ゆにクリエイト
代表取締役 望月陽光

マネージャー 柏田良男
馬場 後藤 安藤 (M1A1)
他、スタッフ一同

株式会社ゆにクリエイト

公式サイト

(P2y.jp 管理代表者「2号さん (仮)」/バーチャル・メタバース・VTuber情報)

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