ドワンゴ 事実上のVTuber事業縮小か 5社合弁事業会社リドを解散

ドワンゴ 事実上のVTuber事業縮小か 5社合弁事業会社リドを解散

ドワンゴ、KADOKAWA、カラー、インクストゥエンター、アソビシステムホールディングスの5社によるバーチャルYouTuber (VTuber) 関連事業の合弁会社「株式会社リド」が解散していたことが判明しました。2019年 (平成31年) 4月15日付の官報にて明らかとなりました。

平成31年4月15日 (号外 第77号)

官報

リドは2018年 (平成30年) 12月18日、ドワンゴが更なるVTuber事業への注力を目的に前述4社を加えた合弁会社として設立が発表されました。ドワンゴのVR・モーションキャプチャ技術、KADOKAWAのIP、カラーのアニメ制作技術、インクストゥエンターとアソビシステムのマネジメント・プロデュース力、カドカワグループ全体の総合力などを結集したシナジー効果によるメディア展開などを標榜していました。

しかし一方ではVTuber市場におけるいち早い利益確保や低迷に歯止めの掛からないニコニコ動画およびドワンゴの建て直しを図る思惑が色濃いとする見方もあり、それはリド制作のアニメ「バーチャルさんはみている」における評価から一部で疑念や批評を呼ぶものともなりました。

サービス終了が発表された「テクテクテクテク」

2018年末の設立発表から一転、今回の解散劇はスマホゲーム「テクテクテクテク」のサービス終了発表と並びドワンゴへの不信を色濃く映したものとなる可能性も考えられ、同社が平成時代に置き去りにされた切ない形としても映るところなのかもしれません。

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