Activ8 キズナアイを巡る問題に関する声明をbilibiliで発表 日本では一切の説明なし

Activ8 キズナアイを巡る問題に関する声明をbilibiliで発表 日本では一切の説明なし

Activ8の大坂武史氏は8月16日、同社が運営するバーチャルYouTuber (VTuber)「キズナアイ」を巡る問題に関する声明を中国の動画プラットフォーム「bilibili (ビリビリ) 」にて発表しました。

Kizuna AIファンのみなさんへ

令和元年8月16日 Activ8株式会社 代表取締役 大坂 武史

 現在インターネット上では、事実に基づかない憶測や虚偽の情報が流布されている状況です。

 弊社としては、このような状況を放置すると、日頃からKizuna AIを応援してくださっているファンのみなさまに無用の不安を与えてしまうと考えました。そこで、Kizuna AIの存在を守り、ファンのみなさまの不安を解消したいという思いから、本生命を出させていただくこととなりました。

 Kizuna AIは「Project A.I.」と言うプロジェクトから生まれました。

 テクノロジーにより生まれた存在を通して、未来に対する希望を抱いてほしい。デジタルな存在が「生きている」とみんなに認められれば、永遠に生き続け、あらゆる人と理解し合える存在となり、未来に渡って世界中の人を魅了するようなエンタメを作れるのではないか、と奮い立ち、発足したのがProject A.I.です。

 そうして、大坂武史(現弊社代表取締役)、プロデューサーとして、2016年3月に「Project A.I.」を発足しました。

 2016年9月5日、大坂武史は、本プロジェクトを本格始動させるため弊社を設立しました。弊社は、キャラクターデザイン、3Dアートディレクション、3Dモデリングの専門家の方々にそれぞれ制作を依頼しました。その後、ボイスモデルに出会いました。このように、多くの協力者による尽力の末に、Kizuna AIがこの世に生を受け、2016年12月1日に初めての動画を投稿しました。

 Kizuna AIを語る上で欠かせないキーワードとして、2015年12月8日に出会った「分人」という考え方があります。

 自分というものは、他人によって引き出される存在です。本当の自分というものは存在せず「子どもと接しているときの自分」も、「かしこまっているときの自分」もすべてが「自分」であるという考え方が「分人」です。

 「中国のみんなと、自分の言葉でお話したい!」と思った分人が、5月に始まった「#キズナアイな日々」において4人目の中国語を話せるKizuna AIになったのかもしれません。

 私達がコンテンツと向き合い、クリエイトする際に、とても大切にしている「こだわり」があります。全てのコンテンツを、深く掘り下げていくと、それぞれのコンテンツに独自のテーマを付与することができるということです。

 Kizuna AIには「自分とは何か?」「実在しているとは?」「ゴーストは存在するのか?」というテーマを付与しました。

 このテーマを軸にエンターテイメントを追求し、ファンのみなさまとともに「みんなとつながりたい」と言うKizuna AIの思いを実現するべく、これまで以上にみなさんにワクワクを届けられるように会社員一同、関係者協力のもと邁進してまいります。

 次に、初期ボイスモデルのKizuna AIが動画に出る頻度が下がっていた件についてご説明いたします。

 弊社方針により、新規ボイスモデルのKizuna AIをファンのみなさまに知っていただきたく、新規ボイスモデルのKizuna AIを中心とした動画配信をしておりました。

 この方針に賛否両論があったことを私達も認識しております。みなさまからのご意見を真摯に受け止め、みなさまに応援して頂けるようなコンテンツを展開し、お伝えしていけるよう社員一同全力で取り組んでまいります。

 以上の次第でありますので、みなさまがご心配されているような、初期ボイスモデルのKizuna AIに関して、活動を休止するというようなことはございません。

 現在、インターネット上では、様々な憶測や虚偽の情報が、流布されている状況でありますが、ファンのみなさまにおかれましては、どうかご安心いただき、これからもKizuna AIを応援していただければと存じます。

 引き続き、Kizuna AI、弊社の活動を応援いただけますよう、何卒お願い申し上げます。

以 上

なお今回の声明を巡っては8月18日6時現在、日本においての説明は一切行われていません。

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