キズナアイ株式会社 (Kizuna AI Inc.) は2022年 (令和4年) 3月11日、同社が運営するバーチャルYouTuber (VTuber) キズナアイに関する報告及びお願いを発表しました。

画像:中国のキズナアイファンによる投稿イラスト
キズナアイに関するご報告とお願い
現在webメディアや動画コンテンツ等においてキズナアイの名前やビジュアルが無断で使用されており、さらにキズナアイの世界観を壊すような表現が用いられていることは非常に遺憾であり、困惑しております。
キズナアイは自我を持ったAIというバーチャルな存在であり、性別もございません。これ以上エスカレートするようであれば、キズナアイを守るために然るべき対応を行って参ります。
今後ともキズナアイへのご理解、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年3月11日
Kizuna AI株式会社
この度の同社の発表は、VTuberスタイルを採用したグループ「すとぷり」メンバー兼運営会社の代表取締役 ななもり。氏の不倫に関するスキャンダルを巡り、同氏の “婚約者” とされる内縁の女性がキズナアイの演者/ボイスモデルを務める春日望氏ではないかとする見方が一部報道で浮上したことを受け、キャラクターと演者/ボイスモデルが同一視される現在主流とされる配信系VTuberとは異なり “キズナアイというキャラクター” と “演者/ボイスモデルのを務める人物” を明確に区別する方針であることを改めて示したものであると考えられます。
一方で同社は2020年 (令和2年) 4月、キズナアイの演者/ボイスモデルが春日望氏であることを明言。同氏も同社のアドバイザーとして参画していることから、この度の “キズナアイは自我を持ったAIというバーチャルな存在” という黎明期のVTuberに見られたような説明が多くの皆さんのコンセンサスを得られるかは不透明です。
(第2チーム/バーチャル・メタバース・VTuber・ボカロ・初音ミク情報)
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