VTuber チャンネル登録者数 上位50名 ホロライブ・にじさんじ以外の日本国内グループが姿を消す

2022年 (令和4年) 8月16日11時現在、VTuberYouTube公式チャンネル登録者数 上位50名より、ホロライブプロダクションの日本国内女性グループ「ホロライブ」と、にじさんじの日本国内グループ「にじさんじ以外の日本国内グループが姿を消したことが分かりました。

これは同日同時刻現在、犬山たまき (チャンネル登録者数 約88万4000人/所属:のりプロ) が51位に後退したことで確認されました。

海外勢の躍進 上位2グループを脅かす

この度の現象は過去の ホロライブ・にじさんじの両日本国内グループの躍進によるものとは異なり、主に”無所属 (個人勢) 海外勢の躍進”によるものと考えられます。

8月16日現在、国外の無所属タレントで最も上位に位置するのは PARRA (約158万人/メキシコ)。次に Nimu (約145万人/アルゼンチン)、Gibpuri (約129万人/タイ)、TFMJonny (約112万人/英語圏)、Florcita 10 (約97万7000人/メキシコ)、Srta Catana (約93万1000人/スペイン語圏)、Star (約91万4000人/スペイン語圏) となっております。

このうち特に目立つのがスペイン語を中心とした南米勢で、有力な現地グループが見られないこともあり、企業等に所属しない個人勢が上位を占める独自の市場を形成しつつあります。その中で南米視聴者にバズった古参タレント ヒヅキミウを擁する日本の WACTORプロダクションが存在感を示している状況です。

こうした無所属海外勢の躍進により、今回の現象はかつて ホロライブ・にじさんじの”日本勢1強”と評された状況が明らかに変わりつつあることを強く印象づけるものとなっております。

古参タレントもうかうかしていられず

前述のように”(事務所としての) ホロライブプロダクションと にじさんじによる優勢”がチャンネル登録者数の面において崩れてきている影響は、長年上位50位圏内に位置してきたタレントをも油断していられない状況を作りつつあると言えるでしょう。

特に注目されるのが、2018年 (平成30年) のデビュー以来4年以上にわたって50位圏内を守り抜いてきた 月ノ美兎 (所属:にじさんじ)。今日のVTuber業界を作り上げたレジェンドの1人として、現役で活動するタレントとしては2017年 (平成29年) デビューの ときのそら (所属:ホロライブ) に続き50位圏内を維持し続けており、仮に圏外に姿を消せばVTuber業界全体にとっても大きな衝撃になる可能性があることでしょう。

更に 月ノ美兎と近い順位に位置する ホロライブ所属タレントも海外勢の追い上げにより軒並み50位圏外に姿を消す可能性があり、これまで上位50名中半数以上を占めてきた ホロライブが2020年 (令和2年) の躍進以来となる過半数割れ (ホロライブプロダクション全体でも3分の2割れ) を記録する可能性もございます。

VTuber チャンネル登録者数 46~54位

順位タレント名所属登録者数
(1月前比)
46Star無所属91万4000人
(+2万9000人)
47月ノ美兎にじさんじ89万5000人
(+1万1000人)
48沙花叉クロヱホロライブ89万3000人
(+1万9000人)
49癒月ちょこホロライブ88万9000人
(+6000人)
50ShotoHanamori88万5000人
(+22万9000人)
51犬山たまきのりプロ88万4000人
(+9000人)
52ミスタ・リアス
(Mysta Rias)
NIJISANJI
EN (新)
88万4000人
(+9万9000人)
53GreatMoonArona
(대월향)
SANDBOX87万3000人
(+1万1000人)
54IRyS (アイリス)ホロライブ
English
86万4000人
(+1万4000人)
2022年8月16日11時現在

(第2チーム/バーチャル・メタバース・VTuber・ボカロ・初音ミク情報)

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