バーチャルYouTuber (VTuber)/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」を運営するいちから株式会社は5月25日、24日に投稿された「にじさんじライバー及びにじさんじ運営等に関する動画 (以下「当該動画」)」に対する事実関係及び今後の対応について発表しました。
同社を巡っては24日より「にじさんじから30名もの所属VTuber/バーチャルライバーが離脱を検討中」等とする真偽不明のフェイクニュースと思しき情報がTwitterなどを通じて一部で広まりを見せていた事を受けての対応であると考えられます。
以下、発表内容を掲載いたします。
ボイス販売に関する所属ライバーへの報酬について
当社所属ライバーのデジタルボイス売上については、販売プラットフォームから当社が受領する金額 (売上からプラットフォーム手数料を除いたもの) のうち、その50%をライバーへ報酬として支払っております。
※一部タイアップ案件を除きます
また、将来的な経営判断としてボイス販売を実施するプラットフォームが変更となった場合でもこの条件に変動はないという事実を、当社所属ライバーに対して “ライバー内の代表者を通じて” ”(ライバー任意参加の) ビデオ会議” の2つの方法によって5月18日〜23日の間に周知しています。
(本件は当該動画が投稿される以前の決定であり、当社がその動画内容によって意思決定を変更したものではないことを強調するために記載しています。)
なお、当社は現在使用しているグッズ等の販売プラットフォームに関して様々な検討を行っていることは事実ですが、現在までに決定した事実はございません。この点に関しては、当社内及びライバーとの話合いを踏まえて、ファンや関係者の皆様にお伝えすべき事項が決まった際に、改めてお伝えいたします。
他社と進行中の共同プロジェクトに関する、ライバーへの返答について
現在、当社が他社とともに進行している共同プロジェクトに関して、当該動画内で言及されている、「音楽活動に関する進退」に対するライバーの心情を軽視するような返答を行った事実はございません。
当社は、当社顧問弁護士及び当社法務担当を交えて協議を行い、当該動画が所属ライバー及び当社の事業活動に不当な損害を与えるものとして、法的措置を含めた厳正な対処を検討しております。
「にじさんじ」運営に関する一切の権利は当然に当社に存在し、当社株主を含めた他社からの不適切な干渉を受けることは契約上も実務上もないことを、改めてお伝えをさせていただきます。当社は、にじさんじのファンや所属ライバーを含め、当社に関わる全員にとってより良いサービスを提供することを目指して運営をしてまいります。
当社は今後とも引き続き、長く安心して応援できる運営体制と環境構築に努めてまいります。
いちから