ホロライブプロダクションを去った数少ないVTuber 人見クリス・月下カオル・魔乃アロエを振り返る

ホロライブプロダクションを去った数少ないVTuber 人見クリス・月下カオル・魔乃アロエを振り返る

8月31日、バーチャルYouTuber (VTuber) 事務所「ホロライブプロダクション」より女性タレント部門「ホロライブ」の5期生「魔乃アロエ」が “卒業” する事が発表されました。

これによりホロライブプロダクションにおける所属タレントで活動終了となったのは4名で、これはにじさんじ、.LIVE、upd8といった他事務所・グループと比べても際立って少数となっています。

この度はホロライブプロダクションを去った数少ないタレント4名のうち、「人見クリス」「月下カオル」そして「魔乃アロエ」の3名を振り返ります。

人見クリス/月下カオル/魔乃アロエ
人見クリス/月下カオル/魔乃アロエ

ホロライブ1期生「人見クリス」

ホロライブ1期生 (アキ・ローゼンタール/赤井はあと/夜空メル/白上フブキ/夏色まつり/人見クリス)
ホロライブ1期生 (画像:PANORA)

人見クリスは2018年 (平成30年) 6月、ホロライブ (現在はホロライブプロダクションの女性タレント部門) の1期生としてデビューしました。

同年6月25日、ホロライブを運営するカバー株式会社は人見クリスの演者/ボイスモデルとその支援者との間で問題が生じたとして活動の休止を決定。翌日6月26日には人見クリスの演者/ボイスモデルとの契約を解除すると発表しました。

なお当時はまだかつての “四天王” (キズナアイ/輝夜月/ミライアカリ/電脳少女シロ/※バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんは引退) 世代の影響が大きく、「演者/ボイスモデルとの契約解除」は極めて異例であるとして注目されました。当時はVTuberのキャラクターモデルと演者/ボイスモデルとの関連性についても定まっていない時代であった事から人見クリスのキャラクターモデルに新たな演者/ボイスモデルを迎えての再デビューの可能性も囁かれましたが、結果的には演者/ボイスモデルと共にキャラクターモデルとしての人見クリスも運用を終える事となりました。

この当時のカバー社の判断は今日のVTuber業界における「モデルと演者/ボイスモデルの一体性」を重視する向きへと繋がっていくことになりました。

ホロスターズ “TriNero”「月下カオル」

ホロスターズ TriNero
ホロスターズ “TriNero”

月下カオルは4月29日、ホロライブプロダクションの男性タレント部門「ホロスターズ」からデビュー。ベイブレードによるASMR配信が注目されたほか、Twitterを通じての他VTuberとの活発な交流も話題を呼びました。

7月28日、カバー社は月下カオルとの契約を「一身上の都合」により終了したと発表。更にYouTube公式チャンネルは全ての動画が非公開とされるなど、発表から時を待たずしての迅速な動画の非公開という対応の是非を巡って視聴者の皆さんから様々な声が寄せられました。

なおホロスターズでは3月2日に薬師寺朱雀の卒業も発表されています。

カバー社 ホロスターズ「月下カオル」との契約を終了

ホロライブ5期生「魔乃アロエ」

ホロライブ 5期生「獅白ぼたん」「雪花ラミィ」「尾丸ポルカ」「魔乃アロエ」「桃鈴ねね」デビュー決定
ホロライブ5期生

魔乃アロエは8月1日にホロライブ5期生として正式発表され、8月15日21時にデビュー配信を行っていました。

8月17日、デビュー以前に自身のLive2Dモデルを外部に漏洩させた事を認め、運営元のカバー株式会社から厳重注意を受けたとして、同期メンバー及びそして応援して頂いている視聴者の皆さんへ向けて謝罪。更に自身への処分として、8月17日より2週間の謹慎を行うと発表。この期間に自身を見つめ直し改めていくとの意向を表明しました。

8月31日、カバー社は魔乃アロエ本人から精神面や体調面で活動の継続が難しいと申し入れがあったため、本人の意志を尊重し “卒業” という形を取ると発表しました。

なおこの度の魔乃アロエの “卒業” は前述の契約違反を受けた事実上の契約解除相当の動きであるとの見方もあります。

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