12月7日1時現在、バーチャルYouTuber (VTuber) 事務所「ホロライブプロダクション」のインドネシア向けグループ「ホロライブインドネシア (hololive-ID)」よりデビューした3名のYouTube公式チャンネル登録者数がいずれも10万人を突破していることが判明しました。
124 | クレイジー・オリー (Kureiji Ollie) | 21万4000人 | |
178 | アーニャ・メルフィッサ (Anya Melfissa) | 14万4000人 | |
187 | パヴォリア・レイネ (Pavolia Reine) | 13万6000人 |
ホロライブIDの2期生3名はデビュー生放送配信前後においてチャンネル登録者数10万人 (YouTubeクリエイター表彰プログラム シルバークリエイターアワード相当) を達成。日本国内のホロライブや英語圏向けのホロライブENとのコラボレーション等によりホロライブIDへの注目が高まっていた最中のデビューということもあり、インドネシアをはじめとする東南アジア圏だけでなく日本・英語圏の視聴者の注目も大いに集める結果となりました。
これにより、ホロライブID 2期生のみで早くも50万人弱ものチャンネル登録者数を集める結果となっております。
一方でこの度のホロライブID2期生の “スタートダッシュ” の盛況ぶりは、VTuber業界内における “格差” が鮮明となりつつある現実を突きつけております。
VTuber業界はかつての黎明期からの “四天王” (キズナアイ、輝夜月、ミライアカリ、電脳少女シロ/※バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんは引退) 全盛時における企業・個人勢の分け隔て無く交流が盛んな牧歌的時代に完全に別れを告げ、企業運営による事務所の力関係がチャンネル登録者数等の目に見える数値に大きく反映される「厳しい競争の時代」へと突入しております。
2020年12月現在、VTuber業界では合計チャンネル登録者数が最多の「ホロライブプロダクション」とそれに続く「にじさんじ」が業界最大手としての地位を確立しつつあります。
その一方、3番手以降の企業運営による事務所やいわゆる個人運営による「個人勢」は前述の大手2事務所に水をあけられている状況であり、いわゆる “格差” が拡大しているように映ります。それは黎明期からのいわゆる “四天王” と称された先人たちも例外ではなく、投稿動画から生放送配信へのトレンドの変化以上に事務所の力が左右する昨今のVTuber業界の状況を表しているものと考えられるでしょう。
勿論これは、現在のような企業運営による事務所の隆盛を批判するものではありません。企業所属が否かに関わらず、その環境を生かし実力を遺憾なく発揮し躍進を果たしている各タレントを責めるものは何もないでしょう。むしろそうした事務所の力も反映したスタートダッシュの後が重要であり、昔も今もVTuberとして長く活躍していけるかはデビュー後の各タレントそれぞれにかかっていると言えます。
この度のホロライブID 2期生3名はインドネシア語に加え英語・日本語も話せるなど、ホロライブIDからではなく他の事務所や個人勢としてデビューしても活躍が見込まれる実力を備えている様子がうかがえます。
今後は先人たちと同じく、個々の実力によってVTuberとして長く活躍していけるかが注目されることでしょう。
ホロライブプロダクション インドネシア向けVTuberグループ「ホロライブID」2期生がデビュー
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