クリプトンは2022年 (令和4年) 8月31日、同日に誕生15周年を迎えたバーチャルシンガー/音声合成ソフトウェア 初音ミクが、文化財『踊る埴輪』『見返り美人図』の修繕プロジェクトに協力すると発表しました。
この度のコラボレーションは、独立行政法人国立文化財機構、東京国立博物館、文化財活用センターの3団体が2022年4月から開始したファンドレイジング事業「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」の一環として実現。修理対象となる文化財は、踊るような姿をした大小2体の人物形象埴輪『埴輪 踊る人々』と、江戸時代に菱川師宣(ひしかわ もろのぶ)によって描かれた肉筆画『見返り美人図』の2点となります。
同社は3団体と共同でキービジュアル「見返り美人ミク」を制作。コラボレーショングッズ販売の収益の一部を修繕費として寄贈する形で同プロジェクトに協力します。
「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」概要
寄附金募集期間 | 2022年 (令和4年) 4月 ~ 2023年 (令和5年) 3月 |
目標金額 | 1,000万円 |
寄附金の使途 | 『埴輪 踊る人々』『見返り美人図』 の修理に関連する費用 |
寄附の方法 | WEBサイト、東京国立博物館内の 募金箱からの寄附等 |
Webサイト | https://www.tnm.jp/150th /project/fundraising.html |
「見返り美人ミク」は、国内外で活躍する人気イラストレーター・Rellaさんによる描き下ろし。『見返り美人図』をモチーフに、紅色の鮮やかな振袖をまとい、前髪を立てて元結で結ぶ「吹前髪」姿の初音ミクの、ふと振り返る一瞬が描かれております。桜と菊が円形にあしらわれた花丸模様の振袖、当時の人気役者の着こなしにちなんだ帯結び「吉弥(きちや)結び」など、『見返り美人図』の魅力である江戸時代のファッションの流行が垣間見えるデザインを忠実に再現。オリジナルの『見返り美人図』と併せて注目されます。
9月6日よりコラボレーショングッズの販売を開始。Rellaさん描き下ろしの「見返り美人ミク」が 東京国立博物館本館の外観とゆりの木を背景に佇むビジュアルを使用したグッズ等、全12種類の展開となります。東京国立博物館のミュージアムショップほか「見返り美人ミク オフィシャルECサイト」でも購入可能。商品ラインナップは今後も追加される予定です。
1 | アクリルアート | 102,300円 | 大日本印刷株式会社 |
2 | 複製画 | 44,000円 | |
3 | BIGアクリルタンド | 9,900円 | |
4 | タペストリー | 5,060円 | |
5 | アクリルブロック | 3,520円 | |
6 | ミニ色紙 | 1,210円 | |
7 | アクリルスタンド | 1,650円 | 株式会社CURIOSCOPE |
8 | アクリルコースター (2タイプ) | 各880円 | |
9 | アクリルキーホルダー | 770円 | |
10 | A4 クリアファイル | 550円 | |
11 | ポストカード (2タイプ) | 各220円 | |
12 | ねんどろいど | 価格未定 | 株式会社グッドスマイルカンパニー |
更にグッズ販売の開始に伴い、東京国立博物館平成館にて9月6日~10月2日の期間限定で「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」連動企画を実施。連動企画では「見返り美人ミク」のみならず、2020年に重要文化財『冬木小袖』の修理プロジェクトの一環で制作されたキービジュアル「〈冬木小袖〉ミク」に関するものも展示。各キービジュアルを制作いただいた森倉円・Rellaさんへのインタビューや「〈冬木小袖〉ミク」グッズ、写真撮影ができる大型タペストリーなどをご覧いただけます。
開催期間 | 2022年 (令和4年) 9月6日~10月2日 |
会場 | 東京国立博物館 平成館1階ガイダンスルーム |
入場 | 無料 ※ただし、総合文化展または開催中の特別展観覧料が必要 |
クリプトン・フューチャー・メディア
(第2チーム/バーチャル・メタバース・VTuber・ボカロ・初音ミク情報)
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