「TikTok」排除の動き 逆風続くキズナアイに更なる打撃及ぼす可能性

「TikTok」排除の動き 逆風続くキズナアイに更なる打撃及ぼす可能性

米国のトランプ大統領は7月31日、中国製動画アプリ「TikTok (ティックトック)」の同国での事業を禁止する方針を明らかにしました。

日本では自民党がTikTokなどの中国製アプリの利用を制限する提言を政府に示す方針となっています。

そして今回の “TikTok排除” に向けた動きにより、同アプリでの活動を重視してきたバーチャルYouTuber (VTuber) キズナアイ (キズナアイ株式会社) が打撃を受ける可能性が浮上しています。

「TikTok」排除の動き 逆風下のキズナアイに更なる打撃の可能性

キズナアイのTikTokにおける活動は概ね順調な模様であり、動画再生数は低迷が続くYouTube公式チャンネルとは異なり比較的高水準を維持、フォロワー数も約190万人台を記録しています。いわゆる “分裂” を巡る一連の問題以降逆風にさらされる状況が続くキズナアイにおいて、今や最も好調を維持するプラットフォームがTikTokとなっています。

これはYouTubeやbilibiliと比べTikTokへ進出・注力するVTuberが限られていた事も影響したものと考えられます。

しかしこの度、日米など民主主義各国におけるTikTok排除の動きが表面上したことで、キズナアイは自身が最も好調なプラットフォームであるTikTokでの活動を事実上断念せざるを得なくなるおそれが浮上しています。

依然厳しい状況が続くキズナアイにおいて復活の足掛かりとなる可能性のあったTikTokでの活動。国内及び国際情勢も絡みながら今後どう向かうことになるのかが注目されます。

Kizuna AI (キズナアイ)

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