.LIVE アイドル部の問題はなぜ収まらないのか

アップランドのバーチャルYouTuber (VTuber) 事務所「.LIVE (どっとライブ)」の “アイドル部” を巡る問題が一向に収束の兆しが見えないまま年の瀬を迎えつつある。

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苦境のVTuber四天王 来年への展望見通せず

同社社員演じる古参VTuber「ばあちゃる」が視聴者を批判する意見を表明し謝罪に追い込まれた事、「夜桜たま」がアップランド側の対応に対する告発を行った事、所属VTuber同士の確執や意見の相違が指摘される事など、もはや何が最大の原因となって問題化し、何を持って収束するのかすら見えない程の炎上・混乱状態にある。

しかし問題がここまでこじれてしまった理由は明らかである。それは「真っ先に説明すべき人物 (アップランド側の責任ある立場の人間) が表に出て説明をしていないため」である。

そう。只それだけの事であり、ここまでそれをせず問題をこじれさせ続けたアップランドの姿勢は厳しく追及されるものだろう。「ありがとう」「ごめんなさい」といった、子供であっても素直に言える言葉の一つも無いのだから。

問題解決の第1ステップすら踏めぬまま

「反発を買いかねない発表をするより、今は黙っていた方が良い」「VTuberの言葉を通じて間接的に様子をうかがい、今後どうすべきか見定めたい」

今回の一連の問題を巡り、アップランドの経営陣や責任者はその様に考えている可能性もあるだろう。真っ先に説明すべき人間が矢表に立ってもその発表内容が反発を買う内容であれば無意味であると。

しかし実際はこうした姿勢こそが、アップランドが批判を招いている最大の要因ではないだろうか。

確かに発表内容如何によっては短期的にアップランドへの批判の声が収まらない可能性はあるだろう。だがそれ以上に「本来説明を果たすべき立場ある側から公式発表が行われる事で、問題解決に向けた次のステップへと進むことが出来る」のだ。所属VTuberやファンとの議論の機会も生まれてくるだろうし、その中で信頼を回復していくことも出来るだろう。

むしろ一時の批判に萎縮し所属VTuberの言葉をワンクッションとして間接的に動向をうかがう方が、中長期的には信頼も支持も失うというのは過去の歴史が証明している。それは要らぬ不信や憶測、デマとも真実とも分からぬ情報を際限なく生み出し、その首をますます締め続けるだけである。

アップランドの責任者は今すぐ表に出よ

アップランドは過去に出会い系アプリ「ぎゃるる」の運営など成功したものを除き、多くの新事業を立ち上げては放置状態に近い形でフェードアウトするのを繰り返してきた経緯がある。「電脳少女シロ」とアイドル部も、開発中の告知のまま事実上ストップしているゲーム「少女兵器大戦」のキャラクターが基であった。

しかし今回のように「責任ある立場からの説明までもが放置されること」は受け入れられるものではないだろう。

アップランド代表取締役の宗像秀明氏など、同社の責任ある立場の人間は今日に至るまでほぼ全く表に出てきていないように見える。ここまで問題をこじれさせ続ける最中にあって依然「雲隠れ」と思われかねない姿勢にとどまるのは極めて不誠実であることを同社は強く認識すべきである。

まずアップランドが表に出なければ、何一つ前へ進まないのだ。そこから全てが始まるのだから。

株式会社アップランド

(文・アポロ船長)

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