大日本印刷 (DNP)は3月5日、エクシヴィ開発のVR技術を用いてバーチャルキャラクターがリアルタイムに接客できるシステムを活用し、小売店舗や商業施設などで接客やデモンストレーションを行うサービスのプロトタイプを開発しました。
近年の小売業界における人手不足、電子商取引 (EC)の拡大に伴いリアル店舗における「コト体験」の訴求などを踏まえ、近年SNSなどに投稿される動画におけるバーチャルキャラクターに注目、キャラクターを遠隔操作し接客やデモンストレーションを行うサービスのプロトタイプをエクシヴィ社と共同開発しました。
本サービスはVR技術でバーチャルキャラクターとこれを操作する人物の動きを同期させ、オフィスや自宅などの遠隔地からキャラクターを操作、ディスプレイに表示し商品紹介などの接客やデモンストレーションを行うものとなります。
主な特徴は以下の通りとなります。
バーチャルキャラクターによる接客・デモンストレーションを通じ、ECサイトで得られない「コト体験」を提供、商品の特徴や魅力を効果的に伝える。
DNP開発の透明スクリーンを使用し、明るい場所でも空中に鮮やかな映像が浮かび上がるような演出を可能とすることでより臨場感のあるサービスが体験可能。
遠隔でバーチャルキャラクターを操作するため、在宅勤務者等を含め接客を行う販売員を比較的容易に確保可能。複数の施設や店舗で接客サービスを提供することも可能に。
DNPクリエイター共創サービス「FUN’S PROJECT」と連動し、今後クリエイターとバーチャルキャラクターを作りたい企業のニーズをマッチングし、より導入しやすくなるよう本サービスの付加価値を高める。
大日本印刷 (DNP)
