中国のロケット企業「エクスペース」は7月10日、同社開発の新型ロケット「快舟十一号」の初打ち上げに失敗、中国の動画プラットフォーム「bilibili (ビリビリ／哔哩哔哩)」などの人工衛星を喪失した事が分かりました。
今回の打ち上げ失敗により喪失したのは「bilibili動画衛星 (嗶哩嗶哩視頻衛星)」と名付けられた地球観測衛星「吉林一号高分02E」。中国の衛星ベンチャー「長光衛星技術」開発の衛星で、質量172kgの小型衛星ながら0.75mという高い分解能で地表を撮影することが出来るとのことで、bilibiliと提携しサイトの科学普及コンテンツ向けに宇宙からの映像や画像を提供する衛星としても運用される予定であったとのことです。
bilibiliは打ち上げ失敗後に声明を発表、計画を中止せず再度の打ち上げを目指すとしています。
bilibiliは中国の初音ミクのファンサイト「Mikufans」から始まった動画プラットフォームで、近年はバーチャルYouTuber (VTuber) の活動の場の1つとして日本でも存在感を高めつつあります。
中国の「快舟十一号」ロケット、初打上げに失敗 – ビリビリ動画衛星を喪失「快舟十一号」ロケット、初打上げに失敗 – ビリビリ動画衛星を喪失
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