AVスプラ 参加の息根とめる 反省の姿勢乏しく 背後にVTuber業界全体の体質も

AVスプラ 参加の息根とめる 反省の姿勢乏しく 背後にVTuber業界全体の体質も

VTuber 息根とめる (所属:深層組) は2022年 (令和4年) 10月13日20時より、停止された自身のYouTube公式チャンネルに代わる新設チャンネルにて配信を実施しました。

AVスプラ 参加の息根とめる 反省の姿勢乏しく 根本にVTuber業界全体の体質も
画像利用元:YouTube
https://youtu.be/NW1qUF2im28

息根とめるは10月13日12時、停止されたYouTubeチャンネルに代わる新チャンネル「Tomeru Ch.とめるフェニックス」にて20時より配信を開始。演者/ボイスモデルが謝罪配信でも着用した恐竜の着ぐるみを着て登場し”息根とめるの遺影”のようなものを披露したり、早口でまくし立てつつ「これまで22回チャンネルがBAN (停止) された」と明らかにするなど、終始反省の姿勢が乏しいまま配信を終えました。

息根とめるは10月8日21時より 木風公子 (無所属) 主催により行われた 任天堂のゲームソフト スプラトゥーン3によるコラボレーション配信 (通称”AVスプラ“) に参加。ゲームモード「ナワバリバトル」で塗られたインクに背景透過を行いアダルトビデオを流すという内容となっており、任天堂及びYouTubeの規約違反である可能性が高く、多くの皆さんからの批判を招く事態へと発展しております。

10月11日には任天堂が同社の「ネットワークサービスにおける著作物利用ガイドライン」に改めて言及したのに加え、12日には 息根とめるを含む”AVスプラ”参加者3名のYouTubeチャンネル (アカウント) が停止されていることが確認されております。

息根とめるの姿勢 背後にVTuber業界全体の体質影響も

この度 息根とめるの反省の姿勢が見えにくい背後には、元来よりアウトロー的かつ”炎上”も恐れない 深層組所属の 息根とめる自身の活動スタイルがあるものと考えられます。「22回チャンネルがBAN (停止) された」と明かしたのも、”AVスプラ”参加を巡る批判やチャンネルの停止も”いつもの出来事”として深刻に捉えていないためではないかとも考えられます。

一方で今回 息根とめるが行った「YouTubeの規約違反により停止されたチャンネルを新たに作り直し、活動を再開する行為」は、後述する大手事務所・グループ (運営会社) 及び所属タレントも行っており、VTuber業界全体で散見される”体質”も影響しているのではないかとの見方も考えられます。

“AVスプラ”問題とは異なるチャンネル停止及び再開の事例としては、以下のものが挙げられます。

7月5日、ANYCOLOR運営のVTuberグループ にじさんじは同グループに所属するタレント ましろ公式チャンネルが停止したことを受け、代替となる新たなチャンネルを開設。同タレントのチャンネルは6月より停止された状態になっておりましたが、過去の ましろによる配信内容 (心霊写真など) がYouTube側により規約違反と判断され正式に停止されたのではとする見方がございました。

7月8日、ましろは代替チャンネルでの”初配信”を実施。にじさんじからの公式の説明などを確認するよう呼び掛けておりましたが、本件に関するにじさんじからの新たな発表は行われないままであった模様で、にじさんじ公式サイトも ましろのタレント紹介ページを密かに削除または非公開にしていることが判明するなどしております。

なお本件は にじさんじの運営会社 ANYCOLORの東証グロース市場上場約1ヶ月後に発生したものとなっております。

この出来事は視聴者・ファンの皆さんより、元チャンネルの停止理由が明かされていないことで今後代替チャンネルもYouTubeにより停止されるのではないかとの懸念や、コラボ配信等により他タレントのチャンネルも停止されてしまうといった可能性、YouTubeのMCN (マルチチャンネル ネットワーク) として紐付いているとされるANYCOLOR運営のにじさんじ関連チャンネル全てが巻き込まれるおそれといった不安も寄せられました。

以上はあくまで一例にすぎませんが、この度の 息根とめるの反省に乏しい姿勢は、VTuber業界全体で散見される体質─「チャンネルが何度停止されても活動を再開出来る」「大手事務所・グループ及び運営会社も同様の事を行っている」「逆にそれをわざわざ責めるほうが冷ややかな視線を受け理不尽な扱いをされる」「やったもの勝ち、問題があれば無かったことにすればよい」を上手く読み取ったものである可能性もあります。所謂”迷惑系YouTuber”や”まとめサイト”が活動・運営を続けているのと同じような意味合いとも言えるのかもしれません。

今回の”AVスプラ”問題はそれ単体の問題ではなく、そうした配信が許される風潮を作り出してしまったVTuber業界全体への警告であるとも考えられることでしょう。



深層組

公式サイト

(第1チーム/ゲーム・任天堂・リアル情報)

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