バーチャルYouTuber (VTuber) 事務所「ホロライブプロダクション」の女性タレントグループ「ホロライブ」所属の白上フブキは12月17日、同日予定されていた台湾 (中華民国)・ASUSTek (華碩電脳股份有限公司) との公式コラボレーション生放送配信が中止となったと発表しました。
この度の配信中止を巡り、中国側からの脅迫および圧力による影響が指摘されております。

ASUSのeスポーツブランド「ROG」は12月17日、同ブランドの年末向け製品を振り返る公式コラボレーション生放送配信をホロライブ所属の白上フブキ、猫又おかゆ、獅白ぼたんと行うとしておりました。
このコラボ企画に対し、ホロライブプロダクションに反感を抱いているとされる中国のネットユーザーが中国ROG (ASUS中国支社) のWeibo (微博) 公式アカウントを攻撃。その後同アカウントが「今夜の (日本ROGとホロライブによるコラボ) 配信を全力で妨害します」「ホロライブは■ぬでしょう」「首にナイフを当てています」との脅迫・圧力と捉えかねないツイートを行いました (一部伏せ字としております)。

2. しかしだからと言って、同ブランドと認識され、中国の企業として慎重に取り組むために配信のキャンセルを望む。
3. ホロライブ、お前の母親は■んで下さい (一部伏せ字)。
同日17時55分、本コラボ配信に参加予定であった白上フブキが自身のTwitterアカウントにて配信の中止を発表しました (前述の脅迫および圧力が影響したのかは不明です)。
本コラボ配信はASUS日本支社とホロライブプロダクションによる日本国内ローカルの企画であり、中国など他地域との関連性は無いものと考えられております。いわば “同じASUS支社同士が対立した構図かつ、中国側の理不尽とも言える圧力が引き起こした出来事” とも捉えられるでしょう。4Gamer台湾の記者・亞小安氏も「本当に病気です」「ASUSは台湾企業ですが、台湾本社はコメントを発表していません」などとやや呆れた論調で本件を取り上げております。
4Gamer 台湾
12月17日現在、ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社は中国におけるVTuber事業から撤退を表明しておりますが、中国のネットユーザーを中心とした同事務所所属タレントの桐生ココに対する攻撃やこの度の出来事など、中国側からの脅迫や圧力に対処する状況が続いている模様です。
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