ANYCOLOR社長の田角陸氏が声明発表 同社に対する猛烈な批判受け

ANYCOLOR社長の田角陸氏が声明発表 同社に対する猛烈な批判受け

ANYCOLOR株式会社の社長 田角陸氏は2024年 (令和6年) 2月13日、セレン龍月 (Selen Tatsuki) さんの契約解除後の同社に対する猛烈な批判を受け、動画による声明を発表しました。

以下の書き起こし内容は訳文の都合上、不自然な部分や詳細な意味が異なる可能性のある部分もございます。予めご了承下さい。

動画内の田角陸氏
画像引用元:YouTube
© ANYCOLOR, Inc.

こんにちは、ANYCOLOR株式会社 CEOの 田角陸です。

にじさんじファンと VTuber業界を支援頂いている皆さんに直接お伝えするためにこの動画を作成しています。

先ず最初に、多くの方々にご心配をお掛けしていることに深くお詫びを申し上げます。

懸念事項についてお答えします。契約解除発表後、2月7日に当社のIRページに掲載されたお知らせ (「業績への影響は極めて軽微である」とする発表) により生じた誤解についてお詫びします。これは契約解除発表が当社の与える影響について投資家より質問を受けたため、それに答えるために公開しました。あいにくその中で私達は業績への影響の説明に「極めて軽微」との表現を使いましたが、この文言には VTuber業界を支える全ての皆さんなどが、セレンの契約解除や自身への影響をさらしていると感じている全ての人達に対する配慮が欠けていました。

私はこの結果をきわめて遺憾に思っており、英語でのコミュニケーションがどう行われているのかを再考するつもりです。それは間違いなく にじさんじ・会社の成長に不可欠でした。私達の関係がこのような形で終わってしまったことは本当に残念です。2月7日の件をこのように表現してしまい、当社がライバーの努力を評価しないように聞こえるようにしたことを深くお詫びします。

次に、当社が安全な環境を提供していないのではないかという考えに繋がった当社発表に対する反応について取り上げます。

当社だけでなく、ライバーも傷つけられるようなメッセージを受け取っているこの状況について、私達は全責任を負います。当社ライバーの苦痛を招いたことをお詫びします。私達は今回の状況をきわめて深刻に受け止めており、一部ライバーが SNSから一時的に離れる選択を行う可能性があることをご理解下さい。管理チームは引き続き、ライバーとコミュニケーションをとり、あらゆる方法であらゆる支援を提供していきます。また、より優れた報告システムなどを構築することで、ライバーが健康維持を行いながら配信活動を再開出来るようにするとともに、より適切に問題を特定し、迅速に解決出来る環境の構築を目指しています。

次に VTuberコミュニティーを応援頂いている皆様からのご指摘である、当社による NIJISANJI EN (新) へのサポートが十分であったかどうかという点についてです。YouTubeコンテンツについては、昨年秋まで公式番組はありませんでした。7月の3Dイベントと、昨年2月中止の「NIJISANJI EN AR LIVE “COLORS”」以外は、3Dライブのコンテンツが不足しています。

しかしこの1年間は、NIJISANJI EN (新) コンテンツの充実のため、人材募集及び ENの強化に取り組んできました。また、昨年より複数の新規プロジェクトを立ち上げ、運営を進めており、ライバーの活動支援だけでなく、NIJISANJI EN (新) のコンテンツ提供の向上に役立てたいと考えています。その1つが11日 (日本時間) 開催予定のゲームイベント配信でしたが、昨今の情勢を鑑み、より一層のライバーの福利厚生見直しと品質確保に全力を注げるよう、延期させて頂くこととなりました。当社といたしましてはファンの皆様のご期待に沿えるよう、全力でサポートさせて頂きます。

最後に、最近の出来事だけでなく、以前から注意が必要だった部分についてもお詫びいたします。私達のライバーはかけがえのないもので、ビジネスパートナーを超えて、会社として守らなければならない最も大切な存在です。これまで及び、これからもライバーを支えて下さる皆さん、ライバーの健康に対する私達の取り組みが明確でない状況が生じてしまったことを大変申し訳なく思っており、決してあってはならないことだと感じています。今一度個人として、また当社を代表して、皆さんにご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。

ANYCOLOR株式会社として、ライバーがクリエイティブな活動で成功出来るような環境を作り、維持する為に全力を尽くします。

ANYCOLOR社は2月5日、セレン龍月さんとの契約を「度重なる契約違反と SNS上での誤解を招く虚偽の言動」を理由に解除したと発表。更に業績への影響は極めて軽微である」旨のIR発表も含め、同社に対する猛烈な批判が海外の VTuber視聴者・ファンの皆様の間で巻き起こる一方、Dokibirdさんを支援する動きが視聴者・ファンの皆様のみならず、各企業や団体へ拡大しております。

※当サイトの「NIJISANJI EN (新)」表記は、かつて存在した初代「NIJISANJI EN (元 NIJISANJI IN)」との区別によるものとなります。

(P2y.jp 管理代表者「2号さん」/バーチャル・メタバース・VTuber情報)

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