中国アリババ「独身の日」売上に捏造疑惑

中国アリババ「独身の日」売上に捏造疑惑

中国のIT企業「アリババ・グループ・ホールディング (Alibaba/阿里巴巴集団)」が11月11日に開催した「独身の日セール」の1日の売上額”2684億元 (約4兆1700億円)”が捏造であるとする疑惑が中国国内で物議を醸しています。

アリババ「独身の日セール」(画像:中華IT最新事情)

半年以上前の予測が的中

これは中国のネットユーザー・尹立慶 氏が中国版Twitter「ウェイボー (Weibo/新浪微博)」に投稿した4月24日の文章で、今年2019年の「独身の日セール」1日の売上額を2676.37億元または2689.00億元と予測し、実際の売上額である2684億元と極めて高精度に的中させていた事に端を発するものです。

このネットユーザーは以前から様々なセールスデータを分析し予測などを行っている人物で、今回の「独身の日セール」の売上額があまりにも人工的かつ不自然すぎるものではないかとする疑惑をあぶり出す事になりました。

現在該当の投稿は削除されているものの、そのあまりの精度の高さと、それを半年以上前に予測していた事からアリババによる売上額捏造疑惑が浮上、中国国内で騒ぎとなっている模様です。

なおアリババはこの疑惑を否定、経済関連メディアもこれはデータ分析技術の向上に基づくもので捏造の可能性は極めて低いと報じていますが、売上額が捏造であるとする疑惑は11月14日現在もくすぶり続けています。

アリババ独身の日セール「2684億元」は捏造数字か。ネットで騒ぎに

中華IT最新事情

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