NHKの木田幸紀放送総局長は1月22日の定例会見で、同局がAIやボーカロイド技術により”復活”させ賛否を巻き起こしている歌手「AI美空ひばり」についての見解を示しました。
今回の定例会見の模様は1月22日17時現在NHK公式サイトで公開されていませんが、スポーツ報知の記事によりますと、木田氏は昨年2019年 (令和元年) 12月31日大晦日放送の「第70回NHK紅白歌合戦」の目玉企画として出演させた「AI美空ひばり」について「AIを使った創造作業はまだまだ過渡期。それら (批判的な) 意見も検討して、これからに向けてどうしたらいいか、作り方から考えていくということです」と述べたとのこと。更に会見に同席した制作幹部は「AIでの復活を全て善としているわけではありません。国民的な歌手がよみがえる、もう一度聞きたいというファンの声にお応えしたいと思った。今、そこにいるというような形を実現したいと思いました」と述べたとのことです。
AI美空ひばりを巡っては多くの人々の間で賛否を呼んでおり、P2y.jp でも過去になし崩し的推進への懸念を記事として公開。1月19日にはシンガーソングライターの山下達郎氏が「冒涜である」という自信の考えを表明するなど、批判的な見方が強まってきています。
スポーツ報知
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